研究・技術サービス

美星スペースガードセンター(BSGC) -岡山県井原市-

地球近傍小惑星(NEA) 2007 YZ
口径1mの大型光学望遠鏡でスペースデブリと接近小惑星を観測
美星スペースガードセンターは、光学望遠鏡により、静止軌道付近のスペースデブリや、太陽系内の地球近傍小惑星を観測します。口径1mの大型光学望遠鏡により、高度36,000kmの静止軌道近傍のスペースデブリや地球近傍小惑星を観測します。この大型望遠鏡以外に口径50cm及び口径25cmの追尾用小型望遠鏡があります。最初からスペースデブリ等の観測を目的として最適な設計を行った施設は、世界でも初めてのことです。この施設は、平成13年度に完成しました。

大型望遠鏡

主鏡直径1mの大型望遠鏡には、高感度の冷却CCDカメラが取り付けられています。カメラは4個のCCD受光素子がモザイク状に並べられたもので、それによって広い範囲を観測することができます。冷却CCDカメラによって取り込まれたデジタル画像データは、計算機へ送られ解析されます。

1m光学望遠鏡の主要諸元
焦点モード カセグレンの焦点、合成F 約3
視野角
最大追尾速度 赤経・赤緯2.5°/秒以上
架台方式 フォーク式赤道儀
CCDカメラ 視野角2.4°×1.2°
2,000×4,000ピクセルのCCD4個
CCD温度 観測時 約-100°
1m光学望遠鏡

追尾用小型望遠鏡

主鏡直径50cmの小型望遠鏡は、主に高速で移動するスペースデブリ等の追尾観測のために使われます。そのため、大型望遠鏡のおよそ2倍以上のスピードで鏡筒を動かすことができるよう設計された架台に搭載されています。受光素子はCCDで、画像データの解析からスペースデブリ等の軌道決定等が行われます。また25cmの小型望遠鏡は主鏡直径1m及び50cmの光学望遠鏡の補助として使用します。

  50cm光学望遠鏡 25cm光学望遠鏡
焦点モード カセグレンの焦点合成F 約2 ベーカリッチクレアン方式
視野角
最大追尾速度 赤経・赤緯5°/秒以上
架台方式 フォーク式赤道儀 ドイツ式赤道儀
CCDカメラ 視野角 1.7°×1.7°
2,000×2,000
ピクセルのCCD1個
視野角 1.3°×1.3°
2,000×2,000ピクセルのCCD1個
CCD温度 観測時 約-30° 観測時 約-30°
50cm光学望遠鏡

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