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2017.05.30
お知らせ「JSFだより第92号」を発行しました

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◆◇◆   JSFだより 第92号

発行:2017年5月30日

一般財団法人 日本宇宙フォーラム

  

このメルマガが発行されてすぐになりますが、6月1日にH-IIAロケット 34号機による「みちびき2号機」(準天頂衛星)の打上げが計画されています。 精密な位置・測位信号は今や社会に欠かせない社会インフラです。2018年には準天頂衛星の3機体制を、将来的には7機体制を確立し、計画通りの「持続測位」を実現して欲しいと願います。 (編集長YK)

 

<< 目次 >>

 

1.イベントガイド  

・史上初!一般参加型「みんなのカウントダウン」  

・第2回パソナ宇宙講座の開催について

2.JSF活動報告  

・宇宙実験支援~世界で初めて、ISSで生きたメダカの蛍光観察~

・Japan Wireless EXPOの開催結果について

・Military SSA参加報告

3.特集  

・MOS-1衛星打上から30年の今、思うこと(その2)

4.紹介コーナー  

・「理事長の独り言」第24号掲載のお知らせ

  

 

◇◆1.イベントガイド

◆史上初!一般参加型「みんなのカウントダウン」

6月1日(木)午前9時20分頃、準天頂衛星「みちびき2号機」がH-IIA ロケットで打ち上げられる予定です。 今回、史上初の試みとして、一般の方に参加して頂き、打ち上げ300秒前 からのオリジナルカウントダウン映像を制作しました。

 

総勢1700人以上による盛大なカウントダウンで、新たなる高精度測位社 会の幕開けとなる「みちびき2号機」の門出を祝います。 映像制作には日本全国の科学館・博物館・団体等とオーストラリアの科学館 にご協力いただきました。みなさんの地元の団体名が放送されるかもしれませんので、是非お見逃しなく!

  

この模様は、午前8:50頃からYoutube JAXAチャンネル内に てライブ配信され、放送終了後も上記で見ることができます。

※打ち上げ日時の変更により放送日時が変更になる場合があります。    

 

■3号機カウントダウン映像参加小中学校を募集中!

「わたしもおうえんしたい!」とおもった小中学生のみなさん、つぎはみなさんのばんです!!「みちびき3ごうき」でもおなじようなえいぞうをつくりますよ。きょうみがわいたひとは下にかいてあるウェブサイトをみてから、先生にお話ししてくださいね。家族に小中学生のお子さまがいらっしゃる方は、ぜひ学校にご紹介いただければと存じます。

不明な点がありましたら当財団が事務局を担当しておりますので、「みちびきみんなのカウントダウン事務局」までお気軽にお問い合わせください。

 

■みんなのみちびき みんなのカウントダウン

http://michibiki.space/countdown/

 

◆第2回パソナ宇宙講座の開催について

テクノロジーベンチャーが次々と参入し、急速に市場規模が拡大している宇宙産業。日本でも重要な成長産業に位置づけられており、関心が高まっています。

そこで、昨年度に第1回目を開催し好評を博したパソナ宇宙講座の第2弾、「JAXA作成テキストで学ぶ!宇宙開発の過去・現在・未来」と題して、株式会社パソナの主催により、下記のとおり開講いたします。

 

今回もJSFではこのセミナーに講師を派遣し、セミナーの運営支援を行います。宇宙や宇宙産業に興味のある方、宇宙ビジネスに関心のある方で あればどなたでもお申し込みいただけますので、みなさまのご参加をお待ちしております。

 

講座内容・スケジュール:  

第1回 6月11日(日) 10:00~12:30 宇宙開発概論と日本の宇宙開発  

第2回 6月24日(土) 10:00~12:30 宇宙デブリと宇宙法  

第3回 7月 9日(日) 10:00~12:30 プロジェクトマネジメント、修了式

場所 :パソナグループ本部(東京都千代田区大手町2-6-2)

受講料:10,000円(税込)※テキスト代込、最終日軽食付き

定員 :30名

http://peatix.com/event/258203/

△お申込みは上記サイトからお願いします。

 

  

◇◆2.JSF活動報告

◆宇宙実験支援~世界で初めて、ISSで生きたメダカの蛍光観察~

実験モデルとしてのメダカは、飼育が容易、多産、早い発生、など多くの利点を持っています。その中でも胚から稚魚まで透明で体内を観察しやすいこと、特定の遺伝子の発現を蛍光タンパク質により可視化したトランスジェニックメダカの作成が容易であることは、制約の多い宇宙実験において大きな利点となります。

 

2014年2月に、バイコヌール宇宙基地から骨を壊す破骨細胞と骨を造る骨芽細胞が蛍光で光るトランスジェニックメダカの稚魚を国際宇宙ステーションに打上げ、「きぼう」日本実験棟の蛍光顕微鏡で生きたまま観察する実験が行 われました。8日間連続で観察した結果、両細胞の蛍光シグナルが無重力下で 急速に活性化されていることを明らかにし、宇宙空間を利用した無重力での骨 量減少を解明する新たな手掛かりが得られました。個体レベルで解析できる生 物を用い、無重力への生物個体の初期応答の一端を示した世界で初めての成果 です。(JAXA HPより引用)

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/161228_medaka.html

http://www.titech.ac.jp/news/2016/037088.html

△実験や成果の紹介ページ

 

◆Japan Wireless EXPO開催結果について

2017年5月4日、総務省がバンコク(タイ王国)において、電波システムの海外展開活動の一環として、対象システムの運用、調達等に携わる関係者等を東南アジア諸国から広く招待し、官民合同で我が国の電波システムを紹介する国際セミナー「Japan Wireless EXPO in Thailand」を開催しました。JSFは総務省からの業務委託により、同事業の支援を行い ました。なお、同セミナーは「日・タイ修好130周年記念事業」として実施されました。

 

「Japan Wireless EXPO in Thailand」では、 電波監視、気象・防災、交通・宇宙関係システムの東南アジア諸国への紹介が 行われ、(株)東芝、日本電気(株)、日本無線(株)、(株)日立国際電気、三菱電機(株)及び国立研究開発法人情報通信研究機構がシステムの展示およびセミナーに登壇しました。日本からあかま総務副大臣もご出席され、主催者で ある総務省を代表して挨拶を行い、我が国の電波システムの優位性を説明し、タイをはじめとしたASEAN諸国での活用を呼びかけました。また、日本企業各社による展示を視察されました。

 

■総務省報道資料:「Japan Wireless EXPO in Thailand」の開催 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban15_02000001.html

■総務省報道資料:あかま総務副大臣のタイ王国への訪問結果 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin09_02000058.html

   

 

◆Military SSA参加報告(常務理事 吉冨 進)

2017年4月26-27日、イギリス・ロンドンで標記会合が開催され 出席しましたので、概要を報告します。会合の名前のとおり世界各国から 多くの軍人及びその関係者が約100名出席しました。日本からは私一人参加。発表者の参加国でみると、地元イギリスは勿論、米国、フランス、 カナダ、ドイツ、中国、ポーランド、スペイン、オランダ、タイ、スウェーデン、スイスでしたが、聴講だけの参加(私)を含めると、もっと多くの国からになると思います。残念ながら、主催者から個人情報に当たるため、出席者リストは提供できないと断られました。内容的には、(1) 各国のSSA活動状況、(2)SSA運用、(3)宇宙天気、(4)宇宙交通管理、(5)衛星搭載用センサーの発表がありました。今回の発表者の 内、3名は過去JSF主催で開催したSSA国際シンポに講演者として 招待した方でしたが、その他の講演者は今回初めてお会いした方々で、今年度末計画するSSA国際シンポの講演者としてノミネートできそうな方が数名いました。今年度末のSSAシンポのトピックスと講演者候補探 しも本会合参加の目的の一つでしたので、目的は達成できました。

 

◇◆3.特集

◆MOS-1衛星打上から30年の今、思うこと(その2)

海洋観測衛星「MOS-1」の愛称はご存知のとおり「もも」です。最近、JAXA広報から「もも」命名の経緯を知らないかと問合せを受けました。1987年2月19日打上直後に愛称は「もも」と知らされただけで命名の 由来は特に聞かされませんでした。「もも」は2月頃咲く花なのかと思いましたが、正直この愛称は当初馴染めなかったというのが率直な感想です。私が開発を担当したNASDA最初の技術試験衛星I型(ETS-1)は、打上日が9月9日で、重陽の節句に当たることから「きく」に決まったと当時聞かされました。以来、NASDA初代理事長の故・島秀雄氏が、NASDAの人工衛星の愛称は今後「花」の名前を付けるとの方針を示され暫く続きました。

 

NASDAの第2号衛星である当時のISS(電離層観測衛 星)は1976年2月29日(閏年)打上げのためその時期咲く花として 「うめ」と命名され、一見古風な命名が続きました。しかし、当時の気象庁、 日本電信電話公社(略称:電電公社、現在の日本電信電話株式会社:NTT)、NHKからの強い要望で、NASDAと各機関との共同研究開発により、実用の静止気象観測衛星、静止通信衛星、静止放送衛星が米国の衛星会社 で開発、米のロケットで打上げが相次ぎ、それぞれ「ひまわり」、「さくら」、「ゆり」と華やかな印象の花の名が選ばれました。特に、「ひまわり」は今や 気象庁単独の衛星プロジェクトですがその愛称が引き継がれ、毎日の新聞、 テレビでお馴染みとなり、日本国中、知らない人はいないほどに普及しました。 気象観測衛星に相応しい愛称だと思います。一方、「さくら」、「ゆり」は その後引き継がれること無く、忘れ去られてしまいました。

 

花の命名はその後、1992年2月打上の資源探査衛星1号(JERS-1、愛称: ふよう)まで継続し終了、1996年8月打上の地球観測プラットフォ ーム技術衛星(ADEOS)は、愛称:「みどり」となりました。「みどり 」はその後継機「みどりII」と共に、打上後1年弱で故障、1979年、1980年に打上げられミリ波通信実験を目指した当時としては世界最 先端の実験用静止通信衛星「あやめ」、「あやめ2号」も共に、静止軌道へ の投入に失敗し、苦い記憶に残る二つの「花」衛星でした。

  

B試験MOS-1.jpg話を「もも」に戻します。「もも」は桃の節句に飾る花として存在感はありますが、一般的には花より"果物の桃"を連想しますので、当初馴染めなかったのだろうと思います。物の本によると、桃は、木編に「兆」と書くことから、沢山の実を付けるという意味で、子宝に恵まれると中国で言われているようです。残念ながら、前回の特集(その1)で書きましたとおり、後継機としての「もも1号b」 は継続的なデータ提供が出来ましたが、その後のNASDA、JAXA の地球観測衛星は沢山の子宝(地球観測衛星の後継機)が滞ることなく繋がることが無かったのです。

  

最近のJAXA衛星は、それに相応しい命名が続いていますが、そろそろ過去の偉人の名前を付けてもよい時代ではないかと感じています。JAXA時代の最後のプロジェクト「みちびき」は、測量に多大な貢献をした「いのう」、または「ただたか」が私の案でした。欧州の測位衛星はご存知のとおり、「ガリレオ」です。欧州は他にも多くの偉人の名前を付けた衛星が沢山あります。

 

 

◇◆4.紹介コーナー

◆「理事長の独り言」第24号掲載のお知らせ

「理事長の独り言」と題して、JSF理事長が執筆するコラムをホームページに掲載しております。現在新たに第24号を掲載中ですので、ぜひご覧ください。

 

http://www.jsforum.or.jp/info/2017/24.html △【第24号】国際宇宙探査にどう取り組むか

http://www.jsforum.or.jp/info/2016/hitorigoto.html △「理事長の独り言」全集

  

 

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