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2016.04.15
お知らせ「JSFだより 第79号」を発行しました

「JSFだより 第79号」を発行しました。
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◆◇◆   JSFだより 第79号


                                           発行:2016年4月15日
                                           一般財団法人  日本宇宙フォーラム


新年度がスタートしました。新しい生活が始まった方もいらっしゃるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
JAXAから金星探査機「あかつき」の軌道修正が成功したと発表され、うれしいニュースがあった一方、今年2月17日に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」からの電波を正常に受信できなくなっているというニュースも飛び込んできました。
JSFとしても、財団が所有する上齋原スペースガードセンターのレーダー及び美星スペースガードセンターの光学望遠鏡を使って「ひとみ」の軌道周辺を観測することにより協力しているところですが、復旧を心から願っています。(編集長YK)


<< 目次 >>

1.JSF活動報告
・油井宇宙飛行士ミッション報告会~亀の恩返し~in長野県川上村
・S-NETローンチイベント
・ジャパン・ドローン2016
・ペンシルロケット発射60周年グランドフィナーレ特別講演会
・宇宙探査オープンイノベーションフォーラム
・宇宙実験支援~宇宙放射線の計測~
・宇宙システム海外展開の支援

2.紹介コーナー
・宇宙コンサルタント大貫美鈴氏による宇宙ビジネスセミナー(パソナ主催)
・「理事長の独り言」第12号掲載のお知らせ

 


◇◆1.JSF活動報告

◆油井宇宙飛行士ミッション報告会~亀の恩返し~in長野県川上村

3月19日(土)、油井亀美也宇宙飛行士によるミッション報告会が、母校の川上村立川上中学校(長野県南佐久郡)にて開催されました。主催は、川上村、佐久広域連合、信濃毎日新聞、信越放送、(公財)信毎文化事業団で、JSFは運営支援を行いました。

川上村出身である油井宇宙飛行士は懐かしい故郷に帰り、地元ならではの呼び方で「亀美也さん、お帰りなさい!」と声をかけられると、満面の笑みで応えていました。
ISSでの実験や「こうのとり」のキャッチなど、映像を交えて活動報告が行われると、会場に詰め掛けた多くの参加者は、子どもから大人までワクワクを隠せない様子でした。

第2部では、JAXA有人宇宙技術部門きぼう利用センター主任開発員の谷垣文章さん、第3部では「こうのとり」5号機リードフライトディレクタの松浦真弓さんとともに檀上に上がった油井さんは、ミッションの内容を分かりやすく伝えてくれました。

最後は、会場の子どもたちと一緒に記念撮影をし、夢のような時間はあっという間に過ぎていきました。
油井宇宙飛行士の応援を通して宇宙に親しみを感じ、広く世界に羽ばたきたいと考えた子どもたちと、それを支えた先生や村役場の方々。川上村のみなさんとともにこの一年を過ごせたことに、深く感謝申し上げます。

 

http://www.vill.kawakami.nagano.jp/gyosei/division/02kikaku/utyuu/index.html
△川上村 油井亀美也宇宙飛行士 情報コーナー

 

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◆S-NETローンチイベント

3月22日(火)、内閣府宇宙戦略室主催により、S-NETローンチイベントが開催され、JSFが運営支援を行いました。

内閣府宇宙戦略室では、「宇宙」をキーワードに、新産業・サービス創出に関心をもつ企業・個人・団体等が参加するネットワーキング組織として「スペース・ニューエコノミー創造ネットワーク(略称S-NET)」を創設し、様々なプレイヤーが集う「場」としての役割を担うとともに、参加する企業等を積極的に支援・コーディネートする「支援機能」を有することで、プロジェクト組成、事業創出などで多くの成功事例を輩出することを目指しております。
当日は、産学官の代表によるパネルディスカッションなどが行われ、熱い議論が交わされました。

 

http://qzss.go.jp/events/s-net_160408.html

△結果レポート

 

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◆ジャパン・ドローン2016

3月24日(木)~26日(土)の3日間、幕張メッセで日本最大規模のドローン総合展「ジャパン・ドローン2016」(主催:一般社団法人日本UAS産業振興協議会)が開催され、JSFは準天頂衛星システムサービスのブース出展支援を行いました。

「ジャパン・ドローン2016」は、「空における新たな産業革命」とも言われる無人航空機システム産業の日本における健全な発展と育成をサポートすることを目的にした国際的な展示会で、今回初めての開催でした。準天頂衛星システムサービスのブースでは、準天頂衛星受信機「QZ1 LE」の基板実装例の紹介パネルや、準天頂衛星の「8の字軌道」の仕組みがわかる「準天頂軌道衛星模型」、高精度な3次元地図作成を目的とした、準天頂衛星システム対応自律型無人飛行機(協力・アイサンテクノロジー株式会社)などが展示されました。

展示会ではドローンメーカーに加え、部品やデバイス、通信関連、映像関連企業も出展し、イベントステージでは過去1年間に発売・発表されたドローン及びドローン関連サービス等を表彰するBest of Japan Droneアワードの投票・表彰式や、ドローンレースなども開催され、3日間で8,023人の方々が来場されました。

 

http://www.japan-drone.com/
△ジャパン・ドローン2016のサイト
http://qzss.go.jp/index.html
△準天頂衛星システムのサイト

http://qzss.go.jp/events/japan-drone_160325.html

△開催レポート

 


◆ペンシルロケット発射60周年グランドフィナーレ特別講演会

3月27日(日)、早稲田実業学校小室哲哉記念ホール(東京都国分寺市)にて、宇宙飛行士の山崎直子さん、国立天文台の阪本成一教授をお招きし、国分寺市主催の「ペンシルロケット発射60周年グランドフィナーレ」特別講演会が開催されました。JSFはこの企画・運営支援を行いました。

井澤邦夫市長のご挨拶に続き、来賓を代表して松本洋平衆議院議員にご挨拶をいただきました。続いて、昨年度ペンシルロケット発射60周年に合わせて国分寺市が取り組んできた“国分寺×宇宙”の事業について、小川恵一郎室長(国分寺市政策部市政戦略室)からご紹介がありました。

その後、いよいよ講演開始。
はじめに、JSFの寺門和夫主任研究員から、61年前に国分寺市で発射実験が行われたペンシルロケット実験場の特定調査「国分寺インディ・ジョ―ンズ計画」について報告がありました。早稲田大学文学部考古学研究室に協力いただき、遺跡の調査で使われる地中レーダーを用いて早稲田実業学校テニスコートの地下を探査した結果、ペンシルロケット実験場所の遺構が地下に残されていることがほぼ明らかになったとのこと。

続いて、阪本先生に国分寺から始まった日本のロケット開発についてお話しいただきました。
日本のロケット開発は平和目的に限り進められてきたこと、国分寺市にご寄贈いただいたペンシルロケットの紹介、秋田ロケット実験場の飛翔実験からイプシロンロケットまで、最後にはキャンディロケット(キャンディを固体燃料として使うハイブリッドロケット)の打ち上げ映像も登場し、会場は大盛り上がりとなりました。

そして、山崎さんによる特別講演。ご自身の子ども時代や宇宙飛行士時代の訓練について、さらにはスペースシャトルや宇宙での暮らしについてお話しいただくと、会場の子どもたちは目を輝かせて聞いていました。

その後、寺門主任研究員が進行を担当し質疑応答を行いました。子どもたちは山崎さんと阪本先生に次々に質問をしました。「どうしたら宇宙飛行士になれますか?」「宇宙を目指すきっかけは?」「ブラックホールを見たことがありますか?」「夢を実現するにはどうしたらいいですか?」「宇宙開発の仕事をしている人におもしろい人はいますか?」などなど。講演会終了後も個別の質疑応答が続きました。


 

◆宇宙探査オープンイノベーションフォーラム

3月29日(火)、東京のベルサール汐留においてJAXA主催により「第2回宇宙探査オープンイノベーションフォーラム」が開催され、JSFは運営支援を行いました。

宇宙探査オープンイノベーションフォーラムは、平成27年度にJAXAに新たに発足した宇宙探査イノベーションハブにより開催され、企業(中小企業やベンチャー企業を含む)、大学、研究機関の関係者等の方々を対象に、宇宙探査イノベーションハブが挑戦しようとしている課題と企業や大学の研究活動とのマッチングを探るための意見交換を目的に定期的に開催し、宇宙探査イノベーションハブでの活動にフィードバックをかけることを目的にしています。

イベントは國中均ハブ長によるイノベーションハブ活動状況報告に始まり、JAXAから平成28年度の活動予定や募集対象研究についての紹介が行われた後、招待講演が行われました。
その後、平成27年度の採択課題の中から4つの課題について、それぞれの責任者によるプレゼンテーションが行われ、最後には登壇者、参加者を交えた意見交換会を行い、幕を閉じました。
当日会場には様々な分野の企業関係者や研究者、学生などが集まり、フォーラム終了後も引き続き会場内で意見交換が行われていました。

 

http://www.ihub-tansa.jaxa.jp/F1603.html
△第2回宇宙探査オープンイノベーションフォーラムのサイト
http://www.ihub-tansa.jaxa.jp/
△JAXA宇宙探査イノベーションハブのサイト

 


◆宇宙実験支援~宇宙放射線の計測~

宇宙での人間の滞在期間を制限するのは、最終的には宇宙放射線による被曝です。
特に、月・火星を目指す場合は、宇宙放射線環境の変動や蓄積被曝線量をリアルタイムで実測できる線量計が必須になります。

このような目的に合致した放射線被曝線量計測器が今年10月に打ち上げ予定の「こうのとり」6号機に搭載される予定で、「位置有感生体組織等価比例係数箱による宇宙ステーション内での線量当量計測技術の確立」というテーマの実験が行われることになっており、JSFではこの実験を支援する予定です。

なお、月、火星などを含む宇宙探査については、国際宇宙探査フォーラム(ISEF、閣僚級会合)や国際宇宙探査協働グループ(ISECG、宇宙機関間会合)などで国際的な議論が行われており、ISEFについては、次回の会合を2016年または2017年に、日本で開催することになっています。


 

◆宇宙システム海外展開の支援

3月22日(火)、JAXAからアラブ首長国連邦(UAE)宇宙機関と機関間協定を締結し、今後、宇宙活動に関する研究開発・利用、国際宇宙ステーション「きぼう」の利用、人材育成等の分野で相互協力を深めるため、協議を進めていくことが発表されました。あわせて同日、三菱重工業からは、同国のドバイ政府宇宙機関であるMBRSCより火星探査機の打ち上げ輸送サービスを受注したことが発表されました。

昨年度、内閣府にて「宇宙システム海外展開タスクフォース」が立ち上げられ、JSFではこの支援を行ってまいりましたが、UAEでの例は、官民が一体となって商業宇宙市場を開拓できた大きな成果の1つとなりました。
JSFとしては、今後も各界と連携して、宇宙システム海外展開の支援を行ってまいりたいと考えています。

 

http://www.jaxa.jp/press/2016/03/20160322_uaesa_j.html
△JAXAプレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1603225739.html
△三菱重工業プレスリリース

 


◇◆2.紹介コーナー

◆宇宙コンサルタント大貫美鈴氏による宇宙ビジネスセミナー(パソナ主催)

今、世界では宇宙技術を利用したビジネスチャンスが拡大しています。
日本政府も2015年12月に宇宙ビジネスを成長戦略に位置付けて、成長産業として推進することを発表しました。
さらに2016年3月には、宇宙活動法と衛星リモートセンシング法の2法案が閣議決定され、国会に提出。
いよいよ、日本でも宇宙利用のための環境整備が整ってきました。

こうした背景をうけ、これからの宇宙産業において一体どのようなビジネスが考えられるでしょうか。
このたび、株式会社パソナ様の主催により、宇宙産業及び宇宙に関わる新規事業にご興味をお持ちの方へ向けたセミナーを開催いたします。

 

日  時:2016年4月23日(土)
10時30分~13時30分(休憩・懇親会を含む)
場  所:パソナグループ本部(東京都千代田区大手町2-6-4)
http://www.pasonagroup.co.jp/company/map_g.html
講  師:大貫美鈴氏(宇宙ビジネスコンサルタント)
参 加 費:2,000円
(参加費は、受講料及び軽食ランチ代を含む金額となっております)
申 込 み:こちらからお申し込みください
https://mx29.all-internet.jp/pwcc.jp/account/?pid=1458692000-234270
対 象 者:宇宙や宇宙ビジネスに関心のある方
(どなたでもお申し込みいただけます)


 

◆「理事長の独り言」第12号掲載のお知らせ

「理事長の独り言」と題して、JSF理事長が執筆するコラムをJSFのHPに掲載しております。現在新たに第12号を掲載中ですので、ぜひご覧ください。

 

http://www.jsforum.or.jp/info/2016/12.html
△【第12号】これからの宇宙の新産業化推進

 

 


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