最新情報

2015.12.19
お知らせ「JSFだより 第75号」を発行しました

「JSFだより第75号」を発行しました。
定期購読をご希望の方は、こちらからご登録ください。
http://www.jsforum.or.jp/magazine.html

 


◆◇◆      JSFだより 第75号

 


                                      発行:2015年12月15日
                                      一般財団法人  日本宇宙フォーラム

 


今年も残すところあと半月となりました。
11月下旬から12月は宇宙に関するイベントが多く、11月24日にはH-IIAロケット29号機の打ち上げ成功、12月3日には小惑星探査機「はやぶさ2」が地球スイングバイを実施し地球に最接近、12月7日には金星探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入、そして12月11日には国際宇宙ステーションに滞在していた油井宇宙飛行士が無事帰還と、盛りだくさんでした。
JSFでは、今年も様々な理解増進活動、宇宙実験支援活動、宇宙デブリの観測等の事業を実施して参りましたが、来年もまた、「宇宙」と「それを利用したいと考えている皆様」とを結びつける「架け橋」となれるよう邁進してまいりますので、引き続き皆様のご理解、ご支援をお願い申し上げます。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。(編集長YK)

 


<< 目次 >>

1.イベントガイド
 ・アリオ橋本で宇宙をテーマにしたイベント開催中
 ・「地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース公開シンポジウム」開催 

2.JSF活動報告
 ・第23回衛星設計コンテスト最終審査会
 ・宇宙実験支援~流体分野宇宙実験~
 ・鏡野中学校特別授業

3.特集
 ・スペースデブリの観測(第1回)

4.紹介コーナー
 ・「理事長の独り言」第6号、第7号掲載のお知らせ

5.宇宙関連商品紹介
 ・2016ロケットフォトカレンダー

 


◇◆1.イベントガイド

◆アリオ橋本で宇宙をテーマにしたイベント開催中

 

アリオ橋本では、「橋本で輝く、宇宙の光」をテーマに、冬季イルミネーション企画「アリオ橋本Future Star Light」が展開されています。この企画は、同じ相模原市内にJAXA相模原キャンパス(宇宙科学研究所)があることから実現しました。館内では、JAXA協力のもと「あかつき」やH-IIAロケット等の模型が展示されており、JSFでは、このイベントの開催支援をしています。

 

イベント第1弾として、11月23日(月・祝)には“がんばれ「はやぶさ2」「あかつき」チャレンジ応援スペシャルDay”が開催され、ペーパークラフトワークショップや「はやぶさ2」「あかつき」応援フラッグへの寄せ書きを実施しました。12月3日(木)の「はやぶさ2」地球スイングバイと12月7日(月)の「あかつき」金
星軌道再投入を地元橋本から応援するべく寄せ書きされた応援フラッグは、模型と共に12月25日(金)まで掲示されていますので、是非ご覧ください。

 

残念ながら、上記のイベントを逃した方も、今後のイベントにご期待ください。イベント第2弾として、12月23日(水・祝)に“クイズラリー&スタンプラリーと並木道義氏(宇宙科学研究所OB)によるトークショー”が開催されます。開催時間など詳しいことはHPでご確認ください。 
http://www.ario-hashimoto.jp/

 

この機会にぜひ、「宇宙科学の町」相模原の魅力を再認識してみてはいかがでしょうか。

 

ario1.JPGario2.JPG

 

 


◆「地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース公開シンポジウム」開催

 

先日パリで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)において、2020年以降の地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」が採択されたことが話題になりましたが、地球温暖化対策は、国際社会全体が取り組むべき重要な課題となっています。

 

このような国際社会の動きとも関連しますが、文部科学省気候変動リスク情報創生プログラムの主催により「地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース公開シンポジウム」が開催されることになり、JSFではこのシンポジウムの運営支援を行いますので、以下のとおりご案内させていただきます。

 

「気候変動リスク情報創生プログラム」は、気候変動予測の信頼性を高めるとともに、気候変動リスクの特定や生起確率を評価する技術、気候変動リスクの影響を多角的に評価する技術に関する研究等を推進し、気候変動によって生じる多様なリスクのマネジメントに資する基盤的情報の創出を目的として研究開発を進めています。
この度、気候変動リスク情報創生プログラムにおいて、本格化する地球温暖化への対策の推進に資するため、甚大な災害をもたらす極端気象の将来変化予測も含む高解像度大規模データベース「d4PDF」が作成されました。将来の気候変化を高い精度で推定できるため、防災等への研究利用はもとより、国や自治体、産業界での影響評価や温暖化対策策定への活用が期待されます。

 

今回のシンポジウムでは「d4PDF」の目的と概要の説明のほか、「d4PDF」の具体的な活用例などが紹介される予定です。
下記ウェブサイトより参加登録が可能ですので、是非ご登録の上ご来場ください。
http://www.jamstec.go.jp/sousei/jp/event/others/d4PDFsympo/index.html

 

○日時:
 2015年12月21日(月)
 13:30~17:00(13:00開場)

 

○場所
 一橋大学一橋講堂(学術総合センター2階)
 東京都千代田区一ツ橋2-1-2

 

○主催
  文部科学省気候変動リスク情報創生プログラム

 

 


◇◆2.JSF活動報告

◆第23回衛星設計コンテスト最終審査会

 

11月14日(土)、第23回衛星設計コンテスト最終審査会が、東京・一橋大学一橋講堂にて開催されました。
「衛星設計コンテスト」は、高校生から大学院生までが対象で、小型衛星をはじめとする様々な宇宙ミッションを創出するべく、その設計・検討を行います。
今年は、全国52作品の応募の中から一次審査(書類)を通過した17作品が最終審査会に臨み、プレゼンテーションを実施しました。

 

学生による発表のあとは、「衛星設計コンテストから民間宇宙ビジネスへ」と題し、コンテスト受賞経験のある、株式会社アクセルスペース取締役 宮下直己氏による特別講演が行われました。
近年、コンテストOBで現在宇宙業界で活躍されている方の特別講演を実施していますが、ビジネス業界の方のご講演は初めてとなり、新たな視点での講演は参加学生、一般聴講者の皆様から大変好評をいただきました。
アクセルスペースウェブサイト https://www.axelspace.com/

 

特別講演のあとは表彰式が実施されましたが、昨年に引き続き、2年連続設計大賞該当なしとなりました。
アイデア大賞は東京大学大学院「ミュオグラフィによる小惑星の3次元透視」、ジュニア大賞は熊本県立第二高等学校「宇宙空間における植物の栽培方法の提案」がそれぞれ受賞しました。
なお、日本宇宙フォーラム賞は長崎県立長崎西高等学校「無重力環境でアリは巣を掘るのか」へ贈られました。
その他の受賞結果は本コンテストブログにて公開しております。
http://satconjp.blogspot.jp/2015/11/23_16.html

 

また、当日はネコビデオビジュアルソリューションズの協力によりインターネット中継を行い、延べ1,200人を超える方に視聴いただきました。

 

最終審査会参加作品の概要書等はウェブサイトにて年内公開予定です。
ご興味のある方は是非ウェブサイトをご覧ください。 http://www.satcon.jp

 

2016年は第24回衛星設計コンテストを実施予定です。
募集要項等はウェブサイトにて2016年3月頃公開予定ですので、皆様のご応募をお待ちしております。 http://www.satcon.jp

 

satcon1.jpgsatcon2.jpg

 

 

 

◆~宇宙実験支援~流体分野宇宙実験~

 

11月下旬より、日本実験棟「きぼう」の流体物理実験装置を使った「マランゴニ対流」の実験が行われており、JSFではこの実験を支援しています。

 

ハスの葉やよくワックスをかけた自動車のボディの表面では、水は滴(しずく)になります。これは、水に“表面張力”があるためです。
表面張力は、水などの液体に働く“表面積をできるだけ小さくしようとする力”で、この表面張力は液体の温度や溶けている物質の濃度によって変わりますが、普通は温度が低い方が大きいのです。
そのため、表面上の左右や表面と内側に温度差がある場合、水の表面に油やアルコールを落とした時のように濃度差がある場合、表面張力の小さい方から大きい方に向かって流れが発生します。液体の表面が流れれば、それに引きずられて液体内部にも流れ(対流)が起きます。これを「マランゴニ対流」と呼んでいます。

 

マランゴニ対流は、半導体材料であるシリコン結晶を作るときや、パソコンの放熱に利用されるヒートパイプにも発生し、結晶の品質や放熱性能に影響を与えています。そのために、マランゴニ対流について詳しく知ることは、流体の性質についての知識を深めるだけでなく、半導体材料の製造や宇宙用に機器開発などに重要な意味を持っているのです。

 

「きぼう」で行われているマランゴニ対流の実験は3つのテーマがあり、長年研究が行われてきましたが、11月下旬から実施されている実験のシリーズも、予定どおり進んでおり、順調にデータが蓄積されています。

 

 

 

◆鏡野中学校特別授業

 

11月9日(月)、JSFでは上齋原スペースガードセンター(KSGC)が設置されている岡山県鏡野町の鏡野中学校で、特別授業「宇宙飛行士が必ず行う訓練に挑戦-ブラインドコミュニケーションによる意思の伝え方-」を開催しました。

 

現在、鏡野町の中学校は4校ありますが、平成28年度に1校に統合される予定で、4校統合に向けて、生徒の心に残るイベントを実施してあげたいという鏡野町から、JSFに特別授業の企画依頼があったものです。

 

今回の特別授業の講師は、子どもの理科離れをなくす会代表の北原達正氏。北原氏により、宇宙飛行士が養成訓練の間で必ず行うブラインドコミュニケーションの実習とその重要性に関する講演が行われました。

 

ブラインドコミュニケーションの実習は、アポロ13ゲームとも言われており、顔が見えない言葉だけのコミュニケーションにおいて、的確にそして素早く正確な情報を伝達するというものです。

 

北原氏は約300名の生徒とやり取りをしながら、情報を正確に伝達する際のポイントと、このコミュニケーション手法が通常の生活の中でも有用であることを解説してくれました。

 

KSGCが鏡野町にある縁で今回も特別授業を行わせていただきましたが、JSFでは、今後とも鏡野町の発展のために協力していきたいと思います。

kagamino1.jpgkagamino2.jpg

 


◇◆3.特集

◆スペースデブリの観測(第1回)

 

宇宙空間には、使い終わった人工衛星やロケットなどが多く残されています。これらは、宇宙のゴミ「スペースデブリ」と呼ばれ、人類の宇宙進出により生じた新たな環境問題となっています。

 

また、太陽系には、惑星以外に小惑星と呼ばれる太陽の周りを回っている小天体があります。この小惑星の中で地球に接近する可能性のあるものは地球近傍小惑星と呼ばれ、6500万年前に地球に衝突して恐竜を絶滅させたと言われています。

 

 

JSFでは、これらの監視や観測のため作られた2つの施設(岡山県鏡野町にある上齋原スペースガードセンターと、岡山県井原市にある美星スペースガードセンター)を運営・管理しており、この2つの施設での観測データは、JAXAなどの機関に提供しています。

 

JSFでは、日本で唯一これらの施設を所有し、スペースデブリの観測を行っているわけですが、これから数回にわたって、スペースデブリやスペースガードセンターについて、特集記事でご紹介していきます。

 

Debris2.jpg

 

 


◇◆4.紹介コーナー

◆「理事長の独り言」第6号、第7号掲載のお知らせ

 

「理事長の独り言」と題して、JSF理事長が執筆するコラムをJSFのHPに掲載しております。現在新たに第6号、第7号を掲載中ですので、ぜひご覧ください。

 

http://www.jsforum.or.jp/info/2015/6.html
△【第6号】衛星設計コンテスト

http://www.jsforum.or.jp/info/2015/7.html
△【第7号】国際宇宙ステーション(ISS)への参加の意義

 

 

 

◇◆5.宇宙関連商品紹介

◆2016ロケットフォトカレンダー

 

毎年ご好評いただいているロケットフォトカレンダーの一般販売を行っております。
今年は、「日本の宇宙技術」と題し、昨年同様、ロケットや「こうのとり」などの写真をダイナミックに配した迫力あるカレンダーとなっております。(株)ビー・シー・シーが運営する「宇宙の店」でご購入いただけますので、ぜひお求
めくださいませ。

 

http://spacegoods.net/SHOP/JSF-2016.html
△2016ロケットフォトカレンダー販売ページ

 

CALENDAR.jpg

 

 


■…配信停止はこちらへ
    https://d.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=jsforum
■…ご意見・ご要望はこちらへ
    jsf-mm@jsforum.or.jp

発行:(一財)日本宇宙フォーラム
http://www.jsforum.or.jp/
人と宇宙をもっと身近に。

PAGE TOP