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2015.10.15
お知らせ「JSFだより 第73号」を発行しました

「JSFだより第73号」を発行しました。
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◆◇◆      JSFだより 第73号


                                      発行:2015年10月15日
                                      一般財団法人  日本宇宙フォーラム


JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」の目指す小惑星の名称が公募により「Ryugu」に決定しました。

「浦島太郎」の物語で、浦島太郎が玉手箱を持ち帰るということが、「はやぶさ2」が小惑星のサンプル入りのカプセルを持ち帰ることと重なるということが選考理由の一つとなったようです。

今回はハラハラさせるような出来事なく、「はやぶさ」のように小惑星のサンプルを無事に持ち帰ってきてもらいたいです。

ちなみに、今回のような小惑星の名称では「神話由来の名称が望ましい」という国際天文学連合の定めたルールがあることを初めて知りました。(編集長YK)


<< 目次 >>

1.JSF活動報告
 ・「宇宙の日」わくわくフェスティバル2015
 ・川上村でISS交信イベント
 ・宇宙実験支援~植物が重力を感じる仕組みに迫る~

2.特集
 ・デブリ季報~米国防総省の衛星に破砕事故発生~


◇◆1.JSF活動報告

◆「宇宙の日」わくわくフェスティバル2015

9月12日(土)、「宇宙の日」PRイベントとして、日本科学未来館で「『宇宙の日』わくわくフェスティバル2015」を開催し、約500人の親子連れにご参加いただきました。

主催機関である宇宙航空研究開発機構、国立天文台、日本科学未来館、日本宇宙フォーラム、メディアパートナーである朝日新聞デジタルが中心となり、各機関がイベントの企画を持ち寄り実現しました。

 

宇宙航空研究開発機構は、柳川孝二さんによる講演「宇宙飛行士ってこんな仕事」を行いました。

大人も子どもも熱心に聞いていました。国立天文台は、4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」を上映し、羽村太雅さんが解説を行いました。

昼間にもかかわらず、まるで宇宙を旅しているような感覚です。また、ワークショップ「自分で作って星を見よう!~星座早見盤ワークショップ~」では、石川直美さんが講師を務めました。

3回も開催したのですがどの回も満席でした。日本科学未来館は、体験展示「星空ウォーク~遠くをのぞくと昔がわかる!?~」を行い、ボランティアスタッフの方々がわかりやすく楽しく説明してくれました。

朝日新聞デジタルは、朝日小学生新聞・朝日中高生新聞編集長の佐藤善一さんによる講演「あなたは未来の宇宙記者」を行いました。

作文を上手に書けるようになりたい子どもたちが参加しました。

日本宇宙フォーラムは、クイズ大会「宇宙博士はきみだ!」を開催しました。

子どもたちは、各機関が用意した宇宙クイズにチャレンジしました。

普通であれば中学生が優勝するだろうと思いますが、○×クイズなので小さな子どもも最後まで残るチャンスは十分にあります。

実際に優勝したのは小さなお子さんでした。

 space_day_1.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、この日のために主催機関が協力して制作した「『宇宙の日』プロモーションムービー~宇宙ではたらく人~」の映像も日本科学未来館の大型ディスプレイで流してもらいました。

まもなくYouTubeにアップする予定で、「宇宙の日」ウェブサイト(http://www.jsforum.or.jp/event/spaceday/)からご覧いただける予定です。

最後に、「宇宙の日」キャラクターの星ノ介くんをご紹介します。

星ノ介くんは、9月12日の「宇宙の日」のキャラクターとして、1994年に開催された「全国小・中学生 作文絵画コンテスト」においてみなさんの応募の中から生まれました。

子どもたちに大人気の星ノ介くんは、Twitter(@hoshinosukekun)で情報発信をしています。

こちらもどうぞお見逃しないように。

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◆川上村でISS交信イベント

9月29日(火)18時30分より、川上村立川上中学校体育館(長野県南牧郡)にて、「リアルタイム交信イベント 宇宙と信州に、夢と「きぼう」を!」が開催されました。

これは、油井亀美也宇宙飛行士の出身地である川上村が開催したもので、JSFはこのイベントの企画と当日の運営に協力しました。

 

司会にKU-MA(子ども・宇宙・未来の会)理事の菊地涼子さんを迎えて、第一部は3名の先生方の講演です。

まずはじめに、近隣に位置する国立天文台野辺山宇宙電波観測所の齋藤正雄所長によるお話です。

「私たちは宇宙から来たの?」と題して、電波で目に見えない宇宙を調べているご自身の研究と物質のルーツについてお話しされました。

次に、信州衛星研究会事務局長の中島厚先生による講演「信州製人工衛星『ぎんれい』の開発」です。

H-IIAロケット23号機に相乗りで打ち上げられた信州大学の小型衛星「ぎんれい」と可視光通信のお話でした。

休憩をはさんで、次は川上村副村長と司会の菊地さんによる「バイコヌール応援紀行」です。

前々号でお知らせしたとおり、川上村はソユーズ打ち上げの際、バイコヌールに村民代表を応援隊として派遣していましたので、その報告です。

射点から約1.4kmの距離で撮影した打ち上げ映像や、現地のメディアから取材を受けたことなど、とても臨場感あふれるお話でした。

次に、当財団主任研究員の寺門和夫による「ISSってどんなところ?」です。

ISSについての説明と、ISSでどのように暮らしているかをわかりやすくお話ししました。

 

休憩をはさんで第二部は、いよいよISSとのリアルタイム交信です。

この模様は、母校である野沢北高校体育館(佐久市)にも配信され、パブリックビューイングが行われました。

菊地さんの「Station,This is Kawakami Village in Nagano. How do you hear me?」という呼び掛けに、油井宇宙飛行士が「よく聞こえます」と返してくれたとたん、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。

事前説明でISS側には画像が届かないと聞いていたものの、思わず手を振る子どもたちもいました。

 

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川上村内小中学校と野沢北高校の代表者12名の質問に、丁寧にユーモアたっぷりに回答をくれる油井宇宙飛行士も、心なしか懐かしそうな表情をみせていました。

最後に「亀美也さん!ミッション成功へ!頑張ってください!」と力いっぱい応援エールを送り、油井宇宙飛行士からは「いつも故郷のことを思っています。しっかりお手伝いをして外で遊んでいろんなことに興味をもって、将来を広げてください」「宇宙から写真を一杯撮ってツイッターに上げるので、是非見てください。ISSから見る宇宙は星がとても綺麗で、地球に生命が生まれた奇跡を感じています」とメッセージが送られました。

最後に、全体の記念撮影をして、大きな拍手の中で無事閉会いたしました。

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ここで気が付かれた方もいらっしゃると思いますが、応援エールの際、「亀美也さーん!」と呼びかけています。これは、同じ苗字が多いため、普段からこのように呼んでいるからなのです。

小さな村ならではの温かさを感じました。

 


◆宇宙実験支援~植物が重力を感じる仕組みに迫る~

JSFでは、ISSの日本実験棟「きぼう」で行われている宇宙実験の支援をしており、今月は、「植物が重力を感じる仕組みに迫る実験」について紹介したいと思います。

 

植物は、重力の刺激を感じると言われているのですが、重力のない宇宙で生育させるとどうなるのか調べるもので、この実験は日本時間10月1日、油井宇宙飛行士により「きぼう」の実験装置に種子がセットされ、植物の生育が開始されました。いままさにISSで進行中の実験です。

 

植物と重力の関係を調べることで、宇宙環境に適応する植物の開発や、転倒しても立ち直るのが早い植物の開発につながると期待されています。

 

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/second/plantgravitysensing/index.html
△Plant Gravity Sensing 紹介ページ

 


◇◆2.特集

◆デブリ季報~米国の衛星に破砕事故発生~

2015年2月3日、米国の軍事気象衛星に破砕事故が発生し、2015年3月12日現在で67個のデブリが登録されました。さらに多くのデブリが観測されており、登録されるデブリの数は100個を超えると考えられています。
この事故は、衛星が搭載していた電池の一つが破裂したことが原因だと考えられており、これは事故の際に衛星を運用中で、衛星との通信が可能だったことから、原因が判明したものです。

 

2004年4月15日には、米国の同じシリーズの軍事気象衛星に原因不明の破砕事故が起き、84個のデブリが新たに登録されました。破砕事故が発生した際、本衛星は機能を停止していたため、原因究明は不可能でした。
ただ本衛星は、機能停止する際に電池の放電作業を行っていましたので、電池が破裂したことは原因から除外されています。

 

「NASA Orbital Debris Quartly News Volume19,Issue2 April  2015」より

 

 
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