最新情報

2015.08.06
お知らせ「理事長の独り言 第2号」を掲載しました

hitorigoto_top.jpg

 

 

【第2号】夏の特別展「宇宙への挑戦」

 

                           平成27年8月5日

 

神戸のポートアイランドにあるバンドー神戸青少年科学館(以下、「神戸科学館」)で、標記特別展が7月4日から8月31日までの予定で開催されている。同展は関西最大の宇宙展で、私は先週見学する機会を得た。わがJSFが、この宇宙展開催を全面的に支援しているからである。主催の神戸市教育委員会や神戸科学館、後援の文部科学省、兵庫県教育委員会、兵庫県私立中学高等学校連合会などご協力いただいたすべての関係者にお礼を申し上げたい。

 

この特別展は、人類の歴史上もっとも輝かしい挑戦の一つである、米ソの月への挑戦、とりわけアポロ計画に焦点をあて、国家威信をかけた米ソ間の激しい競争とそこに生まれた壮大なドラマを展示している。見どころとして、アポロ船内の宇宙服、未来の月面探査車(レプリカ)、宇宙の解明のための今後の科学探査衛星計画の解説などがある。中でも特に目玉となるものがある。1971年のアポロ15号と72年の16号が採取した月の海と高地の“岩石”と、旧ソ連の無人探査機“ルナ”が採取した“砂”が一緒に展示されていることだ。砂は試験管のような小さなガラス管に入っているが、岩石はこぶし大に近い堂々たる石である。NASAとロシア科学アカデミーの協力によって実現した。感謝に絶えない。

 

人類がアポロ11号で初めて月面に到達したのは1969年7月20日だった。まさに私のような団塊の世代にとっては、青春期の胸躍る希望を未来に感じた時代だ。ウサギのいる月に“人”が下り立つなど、昔の人には想像すらできないことだろう。それを50年近くも前にやり遂げた人類は“すごい”というほかない。見学に来た子供たちや青少年には、今回の特別展を通じて、夢と勇気とチャレンジ精神を持ってほしい。JSF職員が特別解説員として、展示にまつわる宇宙開発の裏話なども話しており、子供たちには夏休みの有意義な研究対象でもあってほしい。

 

JSFはその使命として「架け橋」になることを目指している。宇宙とそれを利用する、または利用したい人たちや組織・機関とを結び付けて、宇宙の開発利用や産業化を促進しようというものだ。結び付ける対象には、国民、地域、学校、研究者、企業、海外諸国等がある。この中で、科学館は子供たちや保護者が見学に来るだけでなく、地域住民の集う重要インフラである。JSFはすでに全国112の科学館とネットワークを築いており、今後も科学館での展示活動に努力したい。そして、子供たちに宇宙の可能性を学んでもらい、いずれ優秀な科学者や技術者になってもらいたい。また、地域の人々や企業、自治体にも宇宙の場が人類福祉の増進に活用されるよう応援していただきたい。

 

 

moonsample.JPGmooncar.JPG

 

 

【理事長の独り言 バックナンバー】

【第1号】 “中年の星”油井亀美也さん宇宙へ飛び立つ!

PAGE TOP