「一般財団法人日本宇宙フォーラム」トップページへもどる 「宇宙の日」ホームページへ戻る
「宇宙の日」ホームページ

 

29年度開催結果


2017年 作文の部
宇宙航空研究開発機構理事長賞

『ふつうの人は、月に近づいたの??』
厚木市立厚木小学校 2年生 小嶋 慧
 
 二年生になってから、クラスみんなで百人一首をおぼえています。今つかっていることばとちがうものが多いからむずかしいけど、少しずつおぼえて、取れる札がふえるとうれしくなります。百人一首をおぼえていると、月のことを書いているものがけっこうあるのに気がつきました。数えてみると十一首もありました。その中で、わたしは、
「あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも」
「ほととぎす なきつるかたを ながむれば だだありあけの つきぞのこれる」
の二首がなんとなくすきです。月と、広がるけしきが思いうかぶからです。百人一首の本を読んでいると、そのころの人はいつもいっぱい月をながめて、すきな人のことを考えたり、ないたりしていたんだなと思います。
 終業式の日にカレンダーを見ていて、七月二十日のところに、小さく「アポロ十一号月面着りくの日(一九六九年)」って書いてあるのを見つけました。お母さんが「今から四十八年前に、人間がはじめて月に行った日だよ。」と教えてくれました。むかしむかし月に行けたのは、きっとウサギとかぐやひめくらいで、人は遠くの月をながめるだけだったのに、わたしのお父さんとお母さんが生まれるより前にはもう、人間が月に行っていたなんて、ちょっとびっくりしました。人間が月まで行けるようになってなん十年もたつけど、今でもふつうの人はロケットに乗れないし、ふだん月をじっくり見て、いろいろ考える時間は、百人一首のころの人にくらべて、たぶんすごく少ないと思います。人間が月に行ける今よりも、むかしの人のほうが、月を身近に感じていたかもしれません。マンションのベランダからじゃ月がよく見えない日も多いけど、きれいな月が見える日は、ゆっくり月をかんさつしてみようと思いました。

もどる