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28年度開催結果 絵画の部 審査委員長 講評

審査を終えて

絵画の部 審査委員長

里中 満智子

 今回のテーマは「月へ」。あなたは月へ行ったら何をしますか?と、募集の呼びかけに書かれていました。それに応えてか、「自分はこういうことがしたい」という意思がはっきり表れている絵が多かったように思えます。
 「こういうことができたらいいな」と「したい」との間には、ほんの少しだけ気持ちの強さに差があります。「できたらいいな」は夢やあこがれですが、「したい」には意欲が加わるのです。「できたらいいな」から「したい」が生まれ、意欲を持った人は「どうすればできるのだろう」と、夢を実現するために多くを学び、チャレンジします。それが科学の発展に繋がるのです。人類は数え切れない「どうすれば可能か?」に挑み続けて、宇宙や生命の仕組みを解きあかそうと努力し続けました。「したい」「知りたい」という夢が、科学の出発点になったのです。
 応募してくれたみなさんの作品には「夢」があふれています。夢だけでなく、他の生命への思いやりや環境についての配慮にも満ちた作品が多くて感動しました。
 百年前の人類は「環境」についてあまり深く考えていませんでした。地球が汚れてきて初めて環境を守る大切さに気づいたのです。人間はこのように時々気づかないうちに過ちを犯しながら生き続けてきました。これからの地球を見守る世代の子供たちにとって「環境」について考えることが当たり前になっていることを、とても頼もしく思っています。
 そして今回描いた「夢」が、意欲につながることを期待しています。


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