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28年度開催結果


2016年 作文の部
<小学生部門>入賞作品
国立天文台長賞

「こちらはアトラス三八〇〇アルファ」
つくば市立栄小学校4年 本橋 聡太
 
 時は、二一三八年。はげしいエンジン音のなか、ぼくのロケット、アトラス三八〇〇アルファは、飛び立った。ぼくのロケットは、その名の通り、三八〇〇光年まで飛ぶことができるロケットだ。しかし、ねん料はほとんどいらない。星のエネルギーげん、つまり水そをねん料にしているからだ。水そは持ちがいいので、あまり使わずに飛んでいける。
 今回のミッションは、うちゅうにあるねん料を探すことと、こう星とその周りを回るわく星をちょうさすることだ。
 しばらくすると、太陽系から遠くはなれたボイジャー一号が見えてきた。ぼくらはボイジャー一号に
「行ってきます。」
の電波を送った。ボイジャー一号も、ぼくの〝こう海〟を見守ってくれたらいいなと思いつつも、ワープを使って一番近いケンタウルスざアルファ星とベータ星に行った。アルファ星では、内部の測定を行った。ベータ星は、外にわく星が回っていたので、その写真をとった。一つだけ、真っ黒なわく星があったので、行ってみると、なんと黒さの正体は、しょう来石油に代わるであろう黒いえき体だった。くわしく成分を調べてみると、その成分は、石油とほぼ同じだった!ぼくは、さい取タンクの一つに入れた。
 そして、次の目的地、シリウスへ急ぐ。シリウスのとなりの暗い白色わい星、シリウスBを見ていると、金ぞくたん知機が反のうした!新種の金ぞくのようだ。ちゃくりくしてみると、えき体金ぞくの海があった。成分を分せきしてみると、金ぞくの中で一番軽いマグネシウムよりもさらに軽く、金ぞくの中で一番かたいチタンよりもかたい。すかさずぼくはさい取タンクのもう一つに入れた。
 そして、次の目的地、オリオンざのリゲルについた。ここでは、内部かんそくの写真をとった。中の様子を見ていて、かくゆう合反のうがさかんなことが、よくわかった。
 次は、お牛ざのプレアデス星団、通しょうすばるへ行った。そこでは星が次々と生まれていて、まるで光の国のようだった。そこに、変な星雲があった。その星雲は、まだ星が生まれていないのに、かくゆう合反のうをしていた。これはすごい!と思い、急いでエックス線とし外線、そして可し光写真をとった。
 さい後の目的地、オリオンざのベテルギウスに着いた。すると、ベテルギウスがもうれつにかがやき、星がほうかいして、超新星ばく発を起こした。ぼくのロケットは、もう少しでこわれそうだったが、重力波やガンマ線をけん出した。しかし、光電池の発電力がおおはばに下がってしまったようだ。ワープするには、電力がいる。しかしその電力がないのだ。すると、かんせい室からむ線がつながった。
 「こちらはかんせい室。重力波を使える!一か八かでためしてみろ!」
 重力波でワープなんか、世界のどの国のきかんも実験していない未完成のぎじゅつだ。失敗したらえい遠にうちゅうをさまようことになってしまう。でも、やるしかない…。そしてぼくは重力波をいっぱいに集めて、ワープのボタンをおした。すると、時空がどんどんゆがみ、ぼくのロケットは、いっしゅんで地球のちかくまできた。重力波のエネルギーがこれほどとは。地球でもうまくつかえば、エネルギーげんになりそうだ。かんきょうをよごさず、電力も使わないエネルギーとして、重力波をつかったらいいとぼくは思った。
 ロケットは水そガスをふんしゃして、大気けんにとつ入して、パラシュートを開き、ブラジルの海の近くに着水した。そして、船に乗り、飛行機で日本に帰った。ついにやった!と、ぼくはむねがいっぱいになった。
 地球の研究所へ届けられたえき体金ぞくと黒いえき体は、さらにくわしく成分分せきされた。次世代をになう金ぞく、そしてえき体として、今後どう使われるか、楽しみだ。今は今後の実用性を調べるための実験がされている。
 そして、重力波でワープができると言う話をすると、
「そうだったのか?それはすごい発見だ!」
と感心された。この方法で、さらに遠いこう星の調さが進むだろう。
 今もぼくは、実験を続けている。こんな発見ができるなんて、思ってもみなかった。ぼくは、早く、うちゅうのエネルギーやしげんを実用化させて、みんなの役に立ちたい。

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