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27年度開催結果


2015年 作文の部
<小学生部門>入賞作品
国立天文台長賞

「アトラスIIベータ計画」
茨城県 つくば市立栄小学校3年 本橋 聡太
 
 「ロケット、アトラスⅡベータ、はっしゃ五秒前。四、三、二、一・・・はっしゃ。」
 いよいよ、うちゅうたんけんの始まりだ。ぼくのミッションは、太陽けいのわくせいをたんさして写真をとることと、そして海王星の海のこんせきをさい取してくること。ぶ事にミッションを終えられるか、真っくらなうちゅう空間を見ながら、ぼくはドキドキしていた。
 火星につくまで一週間を切ったころ、ぼくのロケットは月に大せっ近した。ぼくはあわててカメラで月の写真をとった。何てきれいなんだろう。月は太陽の光をはんしゃしてかがやいている。ぼくのミッションも、うまくいきそうな気がしてきた。
 いよいよさい初のわく星、火星にちゃくりくする日が来た。火星は、さびたてつでできている、ということは知っていたが、じっさいに見てみると、しんじられないほどの赤い大地が広がっていた。大きな岩だらけの所まで歩いていると、岩かげからこちらを見ている生き物がいた。火星人だ! ぼくは、急いで写真をとろうとしたが、またかくれてしまった。でも、ぼくが知らないふりをしていたら、また火星人が顔を出した。ぼくは、すかさずカメラのシャッターを切った。さつえいせいこうだ。
 火星人とあく手をしてわかれると、すかさずロケットにとびのり、木星を目指す。
 木星についた。さっそく歩こうとしたら、足元がどろ道のようで、動けない。ぼくは力をいっぱいふりしぼって、やっと歩くことができた。どろ道の写真をとって、またロケットにどうにかもどった。木星では、体力をいっぱい使ってしまった。
 つぎの土星では、土星のわの写真をとりたくて、わを一しゅうしてみた。全部歩くのに一カ月もかかった。またへとへとになってしまったが、ミッションはまだ長いので、このくらいでへこたれないぞ! と自分に言い聞かせた。
 そして天王星へ向かった。天王星はこおりで出来ているので、足元がつるつるしてこまってしまった。でもスケートぐつを持って来たので、楽しくたんけんをしながら写真をとった。
 そしてぼくは、さい後のわく星、海王星を目指してロケットをはっしゃさせた。ところが、もう少しで海王星につくところでハプニングが起こった。ロケットのエンジンが止まってしまったのだ。太陽から遠くはなれたので、ねんりょうのオイルがほとんどこおってしまったからだ。
 ぼくはぜったいぜつめいになって、急いでかんせい室に通しんした。
「SOS! こちら、そうた。ねんりょうのオイルがほとんどこおってしまった。」
 すると、かんせい室は、
「分かった。ちょっとまってくれ。コンピューターでさい計算をしてみる。」
 そして五分後、答えががかえってきた。
「実は、よびのオイルがもう一つあるんだ。こおらないようにヒーターであたためているから大じょうぶだ。」
 ぼくは、あついオイルをしんちょうにねんりょうタンクに入れた。すると、他のオイルもとけた。せいこうだ! ぼくは、ほっとむねをなで下ろした。
 ぶ事海王星にちゃくりくした。すると、かんせい室からテレビ電話がつながった。
「そうた、聞こえるか。きみは世かい記ろくを二つこう新した。一つは、ゆう人うちゅう船でこんなに遠くまで来たのは、世かいで初めてだ。あともう一つ、こんなにはなれた所で通しん出来たのも、世かいで初めてだ。」
 テレビの画面では、つくばの妹たちが手をふっている。ぼくが、妹たちに、海王星のようすを見せてあげると、
「お兄ちゃん、海に立ってるみたい! すごい!」
と妹たちがよろこんでくれた。ぼくは、地球にぶ事帰らなきゃ、と思った。
 海王星のこおった海の一部をさい取して、ぼくはロケットにとびのり、急いで地球を目指した。
 そして、数年後、ぶ事にカリフォルニアの海にちゃく水した。とうとうやった!と、ぼくはむねがいっぱいになった。
 そこから、船でりくにもどり、ひ行きにのった。ぶ事ミッションを終えたぼくを、妹やかんせい室のみんながおいわいしてくれた。
 ぼくは、この地球が一番だと思った。

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