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26年度開催結果


2014年 作文の部<小学生部門>入賞作品
リモート・センシング技術センター理事長賞

「宇宙たんけん・星のかけらのパン」
茨城県 土浦市立荒川沖小学校4年  正田 晴夏
 
 わたしは、宇宙のパン屋さん。
 不老不死のパンを作る材料をさがしているの。大好きなママがいつまでもわかくて、ずっと生きていてほしいからよ。
 宇宙船に乗って、さあ飛び立つよ!
 とびっきりの材料をさがして、宇宙までやってきたよ。
 作りたいのは、地球ではぜったいできないようなパン!
     ☆        ☆
 まずは月だよ。
 月の小石を集めてこよう。月は地球の周りを回っているえい星だよ。でこぼこのクレーターがあるのよ。月には空気や水がないから、小石はけずられるものがなくて、とがっているの。とがった小石をナッツみたいにトッピングしよう。
 次は火星に行くよ。
 火星は、地球のすぐ外側を回っている赤いわく星だよ。赤く見えるのは、さびた鉄のためだよ。火星の極にはドライアイスがまざった氷があって、それが雪となってふりつもっているの。これはおいしい天然氷。この氷も宇宙船につめていこう。氷をとかした水は、粉をねるのに使います。
 金星に着いたよ。
 金星は太陽系で一番明るく見えるわく星。金星と地球は、大きさや重さ、内部のこうぞうがとてもよくにているよ。ちがうのは大気の成分。地球の大気は78%がちっ素、21%が酸素、二酸化炭素は0.04%だけど、金星の大気は96%が気温を上しょうさせる二酸化炭素なんだよ。この二酸化炭素は、パンやきがまを温めるのに使いましょう。
 その次は水星。
 水星は、太陽の一番近くを回っているわく星だから、しゃく熱じごく。一番小さくてかるい星。内部のかくは、ほとんどが鉄でできています。この鉄でパンやきがまを作りましょう。きっとよくやけるわよ。
 お次は木星。
 木星はすごく重力が大きくて、しましまもようのガスわく星。大赤斑とよばれる大気のうずがあるよ。この星は水素とヘリウムのガス。このガスを、パンをふくらませるのに使いましょう。きっとすごくふくらみますよ。
 ここは土星です。
 土星は太陽系の人気者。この星は、めだつ大きなリングを持っています。このリングは氷のつぶでできているのよ。土星の極ではオーロラが見られるから、このオーロラの光を氷のつぶにとじこめて、持って帰ってパンにふりかけましょう。
 天王星と海王星にもリングがあります。このリングからも、氷のかけらをもらいましょう。
 不老不死の材料は見つからなかったけれど、楽しかったあ。
     ☆        ☆
 さあ、地球へもどろう!
 地球は命がやどる青い星。水と酸素と緑がある星。
 地球でたっぷり太陽の日ざしをあびて育った小麦から、パンの生地を作ります。そのパン生地に宇宙から取ってきた材料をまぜます。生地がつぶれないように、きずつけないように、やさしく形を整えます。はっこうの後、かまに入れると、だんだん大きく、ふかふかのパンがふくらんでいきます。
 「こんなパン、見たことないわ!」
 宇宙のかけらが入ったパン。すてきな土星のオーロラ色で、月の小石のトッピングがかかったパン。木星のガスでふくらんで、金星の二酸化炭素で温められて、水星の鉄のかまでやいたふかふかのパン。火星の氷をとかした水は、ふじゅん物ゼロ。天王星と海王星の氷のかけらはかくし味。
 ほっぺたが落ちる、宇宙一おいしいパン。食べるとしあわせで、笑顔になれるパン。私も、みんなも、つい笑っちゃう。
 このパンを食べていたら、ずっとしあわせで元気でいられるわよ。
 みんながしあわせになれるパンができました。
 あなたも宇宙のパンを買いにきてね。

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