「一般財団法人日本宇宙フォーラム」トップページへもどる 「宇宙の日」ホームページへ戻る
「宇宙の日」ホームページ

 

25年度開催結果


2013年 作文の部<小学生部門>入賞作品
日本宇宙フォーラム理事長賞

「宇宙の旅へ案内します」
福井県 坂井市立春江東小学校4年  桑野 愛白
 
 私は、あこがれていたカリメア星に六年住んでいます。小さいころから、うちゅう旅行をたくさんしてきたので、そのことがきっかけで、今ツアーコンダクターの仕事をしています。ここ数年で、六十才い上のお客さんがふえ、いそがしい毎日を送っています。この星だけではなく、うちゅうの様々な場所を私は案内しています。みんなが楽しめるように、他の星の方とも話せるように、色んな言葉を勉強しました。
 最近はとてもべんりになり、行きたい所の写真や動画があればパソコンにとり入れることで、その世界へスタートボタン一つで旅行へ行けるように開発されました。しかし、そこへは必ず下見が必要です。お客さんのき険がないように見ておく必要があるからです。数々の星を案内してきた経験ほうふな私でも、写真の場所に行ったら、想ぞうより体温調整がむずかしかったり、ソーラーエネルギーがたまりにくかったりと失敗もたくさんありました。
 その中でも、一番大人気のツアーがあります。それは、うちゅういさんの太陽コロナ温泉ツアーです。パワースポットでも知られています。とくに女せい客や水星人の方に人気です。表面は六千度の高温ですが、温泉しせつは、温度調整された空間になっています。現地から、そこへ行くには、リュックロケットをかついで行きます。しかも、ハイブリッド式なので、とてもしずかで私の会社のツアーでの目玉でもあります。しかし、よくお客さんに、こまった顔で声をかけられます。
「ちょっと、充電が切れそうなんだけど。」
「ご安心下さい。このリュックの中にひじょう用のかい中太陽光がありますので、セットいたします。」
と私はていねいに受け答えます。順調に太陽のコロナ温泉につくと、ゆったりと温泉につかるお客さんのわらった顔が見られて、私もほっとひと安心するのです。
「ここから見える地球のオーロラがかくべつに美しかったわ。」
と言われることが、この仕事をしていてよかったと思えるしゅんかんでもあります。
 私には、お客さんを現地に案内する前に、もう一つ仕事があります。行き先に、ホテルがあるとはかぎらないので、レゴブロックのホテルのもけいを何しゅ類か持ち歩いています。そのもけいに、ソーラーエネルギーを三時間あてることで、本物のホテルの大きさになります。ホテルの中のスタッフは、すべてロボットでホテルのお仕事をしてくれます。ロボットはすぐれており、十回の会話でその人のせいかくが分かり、お客さんとのコミュニケーションが上手です。私もそのスタッフとは友達です。このホテルを三時間で建てられて、私の仕事の大切な道具なのです。
 また二番人気は、一番目のツアーにもひけをとらないほどで、すきな星に植じゅツアーに行くというものです。ふつうは、何年、何十年もかかってようやくさいたり、実になったりするものがこの星のなえ木は、なんと一年で大きな木になり花や実を実らせるのです。好きな所に植えるので、お客さんは、思いでの場所を写真で持って来る人もいます。生まれた場所、プロポーズされた場所などいろいろあります。隕石が落ちるというさいがいがあって緑がへった場所に行く人もたくさんいます。
 なえ木でも一番人の心を動かす木があります。「うちゅうざくら」です。うちゅうざくらは一年中さいており、次の一年は、葉をつけてちる一年、また次の年にはきれいな花をつけるさくらの木です。花も地球より三倍さき、とても美しいのです。一年で自分が植えたものが大きく育つという楽しみから、このツアーのさいり用者がとても多いのです。
 お土産のなえ木も、コンパクトにたねのように小さくなっていて、一日水にひたすだけでなえ木に育ち、育てやすいということで売れゆきがいいようです。
 このツアーのおかげで、宇宙の緑もふえてきています。うちゅうに緑をふやそう!!というスローガンも出きました。
 ツアーの最後には、必ずよるところがあります。月にある宇宙神社です。一れい二はくしゅするとねがいごとがかない、安全に自分の星に帰れるといういいつたえがあるからです。祭り神の名前は「アポロ」です。
 色々なツアーを考える中で、お客さんのえ顔を、そして、うちゅうにやさしいすてきな旅を考え、住みやすいうちゅうをアピールしていくことが私のやくわりなのかなぁと思います。
 次はどんなツアーをきかくしようかなぁ。

もどる