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24年度開催結果


2012年 作文の部<小学生部門>入賞作品
文部科学大臣賞

ゆめの宇宙オリンピック
福岡県 福岡市立別府小学校2年  古谷 櫂
 
 ジャジャジャジャーン!
 「いよいよ、だい一回目宇宙オリンピックを開さいいたします!」
 地球せいのし会者ロボットHNS-2が、ぎんが中にひびくこえでせん言した。二三四〇年九月十二日、ぼくらがすむぎんがで、はじめての宇宙オリンピックが開かれた。昔から宇宙でオリンピックを開くことは色々な星の生物たちのゆめだった。みんなの気もちが合わさり、ぎんがごとにたたかうオリンピックができるようになったのだ。
 「さんかぎんがのしょうかいをしよう。だ円ぎんが、アンドロメダぎんが、大マゼランぎんが、レンズじょうぎんが、そして地球のあるこのぎんが。五つのぎんがのだいひょうせん手が、正々どうどうとたたかいます! めざすは金メダル! わたしは金メダルよりメロンがほしい!」
 HNS-2はし会者のくせによけいなことまで言った。
 宇宙オリンピックはきょうぎが少ない。なぜならぎんがそれぞれの生物の形や大きさがちがうから、かんたんにはきょうそうできないからだ。だ円ぎんがはクモのような形のファルタが出た。このぎんがの生物はみな足が速い。アンドロメダぎんがのせん手はロネル11で、地球人と見かけはそうかわらない。大マゼランぎんがの生物はび生物だからぼくたち地球人には見えない。でもふしぎなことに、せん手が近くにいる時はだれかがいるってわかる。せん手はエル44。レンズじょうぎんがのせん手はくらげみたいなダイコスだ。とくちょうは、足が長くて二十本もある。かおにたいして目が大きい。そしてこのぎんがけいのだいひょうが、ぼく、地球人。これだけ色々な生物たちがたたかうから、いくつものきょうぎをつなげた一つの大きなきょうぎをやる。
 「ただ今より、ゲームをはじめます。せん手はいちについてください。」
 HNS-2のこえがひびき、ぼくたちはならんだ。
 ドッカーン! 宇宙花火がスタートの合図だ。まずは土星のわのレース。土星のわはこおりのつぶでできている。その間をおよいで一周する。さいしょにとび出したのは、クモのようなファルタだ。そのあとすぐ、ぼくもとび出した。ダイコスが二十本の足をうごかして、あっという間にぼくをおいこした。ぼくたちがおよぐとこおりのつぶがとびちる。時どき、前にいるダイコスからのこおりがぼくにあたって、いたい。その時、ぼくはび生物のエル44はここはとくいだろうと思った。ぼくはより大きなすき間の「カッシーニのすき間」でおよいで、なんとかゴールした。ぼくは今四位だ。
 そのまま木星へと行く。木星のえい星カリストに小わく星のかけらをぶつけるボーリングをするのだ。すでにダイコスが二十本のうち四本の足をきようにつかって、小わく星をなげていた。ぼくはいそいでそばをとんでいた小わく星をにぎってなげた。やったーめい中だ! ぼくが一ばんにつぎにむかった。
 さいごは火星の東半球から西半球のオリンポス山まではしる。し会のHNS-2が、すな嵐に気をつけてとメガネをわたしてくれた。ほかのせん手もおいついてはしってくる。ダエダリア高原まで来た時、ゴゴーッという音が聞こえた。すな嵐だ! いそいでぼくたちはメガネをかけた。ふりむくとダイコスがこまっている。目玉が大きすぎてメガネでかくせないのだ。ぼくはダイコスの足をにぎって、
 「目をつぶれ!」
 と言った。そのしゅん間みんなふきとばされた。び生物エル44がいなくなった気がした。今どは地めんにドドンとおとされた。気がつくとマリネリスけいこくにぼくたちはおちていた。エル44がやはりいない。ぼくらは手をつないでさがすことにした。ファルタがクモみたいにうごき、道をさがしてエル44をさがし出してくれた。エル44はないているみたいだった。ほっとして上にあがろうとしたら、すな嵐のせいで出口が大きな岩でふさがれていた。その時、ロネル11が岩をどかしはじめた。地球人ににているけど地球人より力がつよいらしい。ぼくらもきょう力して大きな岩をどかした。もうぼくらはきょうそうなんてどうでもよくなっていた。すな嵐はおさまっていたけれど、五人は手をつないでオリンポス山まではしった。
 オリンポス山のちょう上から宇宙を見た。さっきの木星とカリストが見える。はんたいがわには地球が見えた。宇宙は広かった。
 さあ、さいごみんなで宇宙ごみをあつめよう。ぼくらは手をつないだまま宇宙にとび出した。



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