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24年度開催結果


2012年 作文の部<小学生部門>入賞作品
特別賞 宇宙政策担当大臣賞

がんばれ!!宇宙重量あげ
北海道 むかわ町立穂別小学校4年  大宮 蒼子
 
 さあ、いよいよ宇宙オリンピックの開まくだ。地球のオリンピックとちがって、年れいせいげんがないため、小学生の私も、重量あげの地球代表選手として選ばれた。
 金メダルを争うのは、地球と他の七つのわく星の代表選手たち八人。水星代表は、私より小さい子どものようだ。金星代表は、私と同じ四年生位の子だ。あっちにいる赤い顔の人は火星代表。選手の中でひときわ大きいあの人は、木星代表だ。頭に輪がついているのは、土星代表。天王星代表は、しましまもようのユニフォームを着ている。青白い顔で立っているのは、海王星の選手だ。そして、私は、地球の美しい自然を表した青と白、緑のマーブルもようのユニフォームを着ている。あれっ! よく考えると、どの選手も、図かんで見たわく星のとくちょうにそっくりで、何だかおもしろい。
 宇宙重量あげは、第九ステージまでで争われる。まず、第一ステージでもち上げるのは月だ。まぶしいけれど、これはかんたん。全員クリア。第二ステージは水星。小さいから、これもだいじょうぶ、全員クリア。次は火星、その次は金星と、どんどん重くなってくる。だけど、さすがオリンピック選手。まだまだ失かくになる人はいない。
 さあ、いよいよ第五ステージは地球だ。ここまでくると、ちょっと大へん。水星代表と金星代表の選手は、もう一息のところで失かくになってしまった。次は私の番。きんちょうで手がふるえる。でも、私の住んでいる地球だ。地球のみんなからのパワーが伝わってくる。おいしょ。やったあ、成功だ。
 第六ステージの会場は、ちょっとはなれた天王星。い動につかれたのか、火星と天王星の選手がリタイア。第七ステージは、となりの会場の海王星。さわってみると氷のようにつめたい。海王星の選手の顔が、ますます青白くなってついにこおって動けなくなってしまった。
 これでのこったのは、私と木星、土星の選手だけだ。第八ステージは、輪っかがある土星。アナウンスによると、地球の九十五こ分の重さがあるみたい。でも、まだ平気。土星代表の選手は、頭の輪が土星の輪っかに引きよせられて自分がうかんでしまった。
 決勝戦は、第九ステージの木星だ。きょ大な木星代表の選手との勝負。木星は地球の三百十八こ分の重さもあるんだって。まずは木星代表。えっ? あんなに大きな選手でも、やっぱり木星をもち上げるのは無理みたい。いよいよ私の番。二才になる妹を、毎日だっこしてきたえたうでで、せーの。おっと……。
 やったあ、ゆう勝だ。
 宇宙重量あげの金メダルは、太陽の形をしていた。太陽は、地球の三十三万こ分の重さがあるらしい。もちあげるのは、無理だろうな。金メダルをかけてくれたのは、ずっと会ってみたかったガリレオ=ガリレイさん。賞品に天の川が見られる宇宙船のチケットももらった。これは大事にしまっておいて、来年の七夕に、キレイな天の川を家族みんなで、ゆっくりながめることにしよう。


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