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23年度開催結果


2011年 作文の部<小学生部門>入賞作品
日本科学未来館館長賞

さあ、出発だ! 宇宙への冒険旅行(宇宙のとびらは開いた!)
群馬県 邑楽町立中野小学校5年  前原 望里
 
「3(スリー)、2(ツー)、1(ワン)、0(ゼロ)」ゴォーゴォー
「わぁ〜、さがるぅ〜。」下へ! 下へ! どんどん地下へ! 七分二十四秒後、「3、2、1、0、発射」「ヒューン」ベルトをしめてから十一分十二秒後には、スペースシティステーションⅡにとう着していた。
 二〇六一年、四月十二日、そう、ガガーリンが、宇宙船ボスト七一号にのって一時間四十八分、人類で初めて宇宙飛行に成功した日から、ちょうど百年の記念日だ。ガガーリンが宇宙へ行ってから、ものすごいスピードで宇宙のことが、みぢかになってきた。
 古川聡さんが「きぼう」に向かったのは、ちょうど五十年前だ。その時は、ソユーズロケットに乗って行った。今では、ほとんどがカプセル型Ⅲで宇宙に向かう。まずロケットは、薬のカプセル型で、地面から飛び立つのではなく、いったん地下まで下降する。地下ストロートンネルには、きょ大で強力なバネと、まくがあり、それをカプセルでおしながら下がっていく。地下百二十kmまで行った所で、地下からいっきに地上へ、空へ、大気圏とっぱも小さなエンジン一つで、秒速十一km以上のスピードが保つことができ、すぐにぬけられる。トランポリンとホッピングをヒントに開発された打ち上げシステムには、ロケットにかかる燃料や燃料費もかからなくなり飛び立つ時の、ばく音もない。なにしろエコで、一度にたくさんの人を宇宙につれて行くことができるのだ。このロケットのおかげで私も宇宙旅に参加することができた。
 宇宙空間に届いたカプセルは、シティⅡから伸びるアームにキャッチされ、すべてのカプセルは、必ず一度は、ステーションシティⅡ内へ、入る。そこから、いろいろな惑星に行くことができるのだ。
 私は、木星の月63個の中から、ガリレオ衛星に行くことを決めていた。一番に「イオ」に向かった。イオは、宇宙遊園地と呼ばれている。火山があり、時どきふん火する。そのたびにジェットコースターに乗っているみたいにゆれたりするので、楽しかった。
 次にエウロパに行った。さっきとちがって全部が氷で、おおわれていた。大きな建て物が二つあり、一つは宇宙病院、私はもう一つの建て物に入って行った。宇宙新薬開発し設だ。病気の薬はもちろん、体にぬるだけの宇宙服薬や自動重力薬の開発をしている。私は、持って行った案を聞いてもらった。
「なかなかいいアイデアだ! それに君は、おもしろい! ためしてみるかちがあるよ! 実験に参加してみるかい?」と言われて、
「お願いします。」とすぐに答えた。
 薬液と粉をまぜる時、液がすっぽり粉を囲んでしまい、これ……。何んで……。どうやってまぜればいいのか? と、無重力での実験は、大変だったがワクワクがとまらなかった。時間は、あっという間にすぎた。
 私は、火星に住む、おばぁちゃんの家に向かった。私に会うのを、とても楽しみにしていてくれた。私が宇宙生活のことを、次から次に質問するので、おばぁちゃんは目をパチパチさせながら、いろいろなことを、教えてくれた。この時は、口と耳がたくさんあればいいのにと思った。ここにくる前にエウロパでの話をしていると
 「アースエウロパキーは見つけたかい?」と今まで笑って話を聞いていた、おじいちゃんがきいてきた。「えー何それって?」
 次の日おじいちゃんとエウロパへ。昨日と同じ所に着陸した。そこから十五分位、右の方に飛びはねて行く。表面の氷の色が変わってまん丸の氷が表れ、それをグルグル回すと、大きな氷から入り口が出てきた。
「これがキー?」「入り口?」私は、おじいちゃんにつかまりながら、中へ入っていった。
 そこには、大きなドームがあり、中には、木や川、草、花も咲いていた。「ここは、宇宙服もぬいで、地球にいるときみたいにすごせる、ちょっとしたアース公園みたいな所なんだよ!!」「へぇ〜すごいねぇ。」散歩している人や、イスに座っている宇宙人もいた。昨日見た病院やし設の下にあり、リハビリスペースにもなっていることがわかった。火星に、住む人はみんな知っているキー。入り口をひみつみたいにしているのは「冒険しているみたいで、楽しいだろう。だからさっ。」と、おじぃちゃんは笑って言った。
 宇宙での時間は、時計を早回ししたみたいに、あっという間にすぎた。
 私は地球に帰ってきた。アース公園で仲良くなった宇宙人からもらった種を庭の真ん中に植えた。どんな芽がでるんだろう。どんな花が咲くのだろう。実はなるかな? 木になるのか、つるでのびるのかな? 色は? 私は、いろいろ想像しながら、自分の布団でねむった。

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