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22年度開催結果


2010年 作文の部<小学生部門>入賞作品
特別賞 宇宙開発担当大臣賞

宇宙をり用した未来のえい画館「火星シアター」
兵庫都 芦屋市立岩園小学校3年生  長谷川 雄哉
 
 「いよいよ開館だな。」
 ぼくたちはきんちょう半分ワクワク半分な気持ちで、目の前の赤い星につくられたそう大なスクリーンを見ていた。
 今日、あと少しで、火星の「ヘラス平原」をスクリーンにした、はつの宇宙えい画館「火星シアター」がオープンする。
 ぼくは世界各国から集まった宇宙えい画館の開発者の一人なんだ。地球ではできないことを宇宙でやりたいという、大きくて楽しいゆめを持っていたぼくたちは、十五年かけてこの「火星シアター」をかんせいさせた。
 ヘラス平原は火星さい大のクレーターだ。直けいが2000キロい上もあって、日本がすっぽり入ってしまうほどの大きさだから、大はく力のえいぞうをうつすことができる。だけど、大きな問題があった。火星にははげしいすなあらしがふきあれているから、そのままではえいぞうをうつすことができない。まずはすなあらしをふせぐためにヘラス平原をぐるりとかこむ、ぶあつくて高いかべをけんせつした。かべの一番上にはすなや雲を近づけないようにするためのふんしゃきもとりつけられて、すなあらしにじゃまされないきょ大なヘラススクリーンがかんせいして、火星シアターの開発は一気に進んだんだ。
 開えんまで、日本代表の開発者のぼくが、火星シアターについてせつ明しよう。
 地球では、えい画はせきにじっとすわって目の前のスクリーンにうつしだされるえいぞうを見るものだけど、この火星シアターのきゃくせきは小がた宇宙船なんだ。チケットを買ったおきゃく様のところへ、このきゃくせき宇宙船がむかえに行くよ。火星シアターせん用の人工えいせい「ムービー」をとばしているからおきゃく様の住所と上えい時間を登録すれば、「ムービー」と通しんして自動で住所をけんさくして家の前に来てくれるんだ。
 これで世界中の人、まだ宇宙に行ったことのない人もまよわず火星シアターに行くことができる。宇宙には国きょうがないから、パスポートも出国手続きもいらないよ。
 世界にはたくさんの言葉があるから、きゃくせき宇宙船には自動ほんやくきをそうびした。世界中のいろんな国の人といっしょに同じスクリーンで同じえい画を見ることができるなんてすばらしいことだと思う。
 火星シアターにとう着したら、自分のすきな場所をさがしてみてね。スクリーンの見える宇宙空間だったら、どこから見てもいいんだ。でも一つだけ注意。火星と木星の間には小わく星たいがあるから、そこに入ってしまうと小わく星とぶつかるきけんがあるから気をつけて。
 えい画をうつすのは、えいしゃきを前面にとりつけた、えいしゃせん用のロケット「エイシャー号。」このロケットはぼくが開発したから日本語の「えい写」からつけられたんだ。とても広いはんいにえいぞうをうつすから、ジャンボジェットきと同じぐらいの大きさになったけど、エイシャー号のエネルギーは宇宙太陽光発電所で作られた電力を宇宙電池にしたものだから、とてもエコだし、とても大きな力が出せるんだ。大はく力のえいぞうを楽しみにしていてね。
 「間もなく宇宙空間はつのえい画館、火星シアターの開えんです。」
 火星のえい星フォボスに作られた火星シアターの受付からのアナウンスだ。せつめいしている間に開えんの時間がきたみたいだね。あとは実さいに見て、火星シアターのすばらしさをたいけんしてほしい。ぼくたちも、きゃくせき宇宙船に乗りこんで、楽しもうと思う。
 宇宙はつのしゅん間を。

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