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20年度開催結果


2008年 作文の部<中学生部門>入賞作品
(財)日本宇宙フォーラム理事長賞

「宇宙のつながり」
府中市立第一中学校2年生  照井 凱大
 
 地球の外に生物は住んでいるのだろうか。
 この地球の中で生物は、山に、川に、海に、果ては大気圏や深海と、いたるところに住んでいる。が、未だ宇宙に生物は発見されていない。いたとしても、もしかしたら、もう絶滅しているかもしれない。
 しかし、宇宙は広い、無数に星はある。その中に地球と同じ境遇の星や生物の成育できる星もあるかもしれない。いや、あるに違いない。僕は、そんな生物のいるであろう星がある宇宙へ行ってみたい。
 話は飛ぶが、この前学校で、ミカンの隔年結果についての授業を受けた。内容はミカンの木一本一本の収穫量を記録し、それを、ある一本のミカンの木の収穫量の変動データと比べ、似たデータを探して、次の年の収穫量を予想するというものだった。なぜこのような体験を述べたかというと、僕がもし、地球外にある星に行って、その星の生物を見たとき、それは、微生物かもしれないし、あるいは、高度な文明をもった人々かもしれないが、その姿は、僕たちの過去の姿または、未来の姿の可能性があると言いたかったからである。
 なぜ僕がその星のそんな生物を見たいかというと、そこから人類の起源や進化の過程を見ることができるかもしれないからだ。
 僕は五月半ば頃チンパンジーについて学習した。僕たち人間は、生物が誕生してから、たくさんの進化や環境の変化の中で生まれたものであること、人間と遺伝子が近いチンパンジーは人間のように、二足歩行や道具を使うことができるということを知った。それはつまり、すべての生き物は密接につながり合っているということだと学んだ。
 生き物がつながっているなら、地球の外の生物にだって共通点があるはずである。ならば他の星の生物とも心を通じさせることができるのではないかと思う。そうすれば、その星の生物と遊んだり、話し合ったりできるかもしれない。そんなことができたら、とても面白そうだな、と思うし、そうなって欲しいと思う。
 今、人類の宇宙開発の技術や研究は、日進月歩である。NASAではいろいろな実験が、例えば宇宙の長期滞在と似た状況にするために三ヶ月寝て過ごすという一風変わったものも、これからの科学の発展と、より良い未来のために行われている。僕の夢が現実になる日は、何十年、何百年と長い歳月をかけないといけないかもしれない。しかし、きっと人類は、この夢を叶えてくれるだろう。たくさんのつながりから、また新しいつながりを作っていくために。
 僕は、他の星の生物に会ってどんなことを感じるだろうか。相手が人間より進化しているものでも、人間より、進化する前の段階の生物でに、はたまた、考えつかないような生物でも、なにか強烈なものをうけるか、もしかしたら恐怖を感じるかもしれない。どちらにしろ、僕はそこから、今の自分はどうなのだろうかと自問自答していって、別視点で自分を見ることができるに違いない。そして、新しい人生を歩んでいけるのではないかと思うのである。
 宇宙は神秘でいっぱいだ。しかし、どんなことでも何かのつながりから起こっているのだろう、僕が他の星の生物を見られなくても、僕とつながっている僕の子孫や友達がそれを見て、そこからいろいろ考えて、それを自らの生活に反映して生きていけるなら、そんなにすばらしいことはないと思う。そのためにも僕たちは、やらなければならないことをして、つながりを保って自分達の世界を広げていけたらいいなと思うのである。


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