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20年度開催結果


2008年 作文の部<小学生部門>入賞作品
文部科学大臣賞

「流れ星にねがいをこめて」
鹿児島市立田上小学校3年生  野中 光泰
 
 ぼくたちは、どうして宇宙が好きなのかなあ。
 ぼくたちは、どうして星を見つけるとうれしくなるのかなあ。
星は星でも、流れ星を見つけた時のうれしさはかくべつです。
去年の夏、ペルセウスざ流星ぐんの見える夜、家ぞく四人で、真夜中に入来とうげまでドライブしました。広場でマットをしいて、ねころがって星空を見ました。入来とうげは町の明かりからはなれているので、星がよく見えるのです。
 「あ、見えた。」
 「あ、あっちにも。」
 「こっちのほうが多いよ。」
 「ぼくは八こ見つけたよ。」
む中で流れ星を数えました。流れ星が光る間にねがい事を言うとねがいがかなうと聞いたことがありますが、そんなこともわすれてむ中で星を数えました。三時間の間に五十こぐらい見つけました。
 とてもきれいでした。なぜか、幸せな気もちになりました。やさしい気もちになりました。ぼくと宇宙が、つながっているような気もちになりました。
 ぼくは、一生けんめい考えました。どうして、こんなに宇宙が好きなのか。心がおちつくのか。何日も何日も考えていたら、だんだんわかってきました。
  ぼくたちは、地球の子ども。
  そして、地球は、太陽の子ども。
  そして、太陽は、宇宙の子ども。
  だから、ぼくたちは、宇宙のしそん。
  だから、宇宙は、ぼくたちの先ぞなんだ。
 そういえば、「おじいちゃんは星になったんだよ。」とおばあちゃんが言ってた。人間は、宇宙から来て、宇宙に帰っていくのだと思います。なんだか宇宙がふるさとみたいです。
 だから、ぼくが宇宙ひ行士になって宇宙に行くことができたら、宇宙のそうじをしたいです。学校のボランティアで、ごみひろいをしているみたいに。
 宇宙は、人工えい星からはずれた部品などで、ごみがたくさんうかんでいると聞いたことがあります。宇宙のごみそうじをすることは、先ぞのおはかのそうじをするみたいなことです。
 ごみを集めてカプセルに入れます。それをどうするか、ちょっとだけおはなしします。
 流れ星は、宇宙にちらばっているちりや、ほうき星のしっぽのかけらが、地球の引力に引かれて落ちてくる時にまさつのねつでもえる時の光が、星のように見えるそうです。
 月のき地から、地球に向けて、ごみのカプセルを発しゃするのです。地球の大気けんにとつ入すると、カプセルが開いて、流れ星が地球にふってきます。
 発しゃのし方には、工夫がひつようです。地球のどまん中目がけてまっすぐ発しゃすると、流れ星があっというまに終わってしまいます。だから、地球から少しはずれたところに向けて発しゃして、地球の引力に引かれて、地球の回りを回りながらだんだん落ちてゆくようにするのです。そうすると、長い時間をかけて、流れ星がゆっくりと地球にふりそそぎます。
 花火大会のさい後のれん発みたいに、たくさん、たくさん、空からふってきます。でも、音はしなくて、しずかに、しずかに、ふってきます。空いっぱいに、きらきら、きらきら、ふってきます。
 地球の人は、みんな大よろこび。カプセルを百こぐらい発しゃすると、地球ではひとばん中、夜空いっぱいの流れ星が見られます。みんなよろこぶだろうなあ。
 毛利まもるさんが言っていました。「宇宙から見ると、人間がちっぽけに思えますよ。」って。宇宙のことを考えると、小さなことでなやんだり、せんそうしたりしなくなると思います。
 流れ星は、人間が宇宙とつながっていることを思い出させてくれます。みんな夜空を見上げて、みんな宇宙のことを思い出して、みんな同じ気もちになったら、けんかもせんそうもなくなります。だって、もとをたどれば、みんな一つだったんだもの。
 ふつうは、人間が流れ星にねがいをかけるけれど、ぼくの計画は、流れ星に平和のねがいをこめて地球人に見せるのです。
 宇宙のごみは、流れ星のもとにすればいいのです。宇宙もきれいになるし地球人も幸せな気持ちになるので、こんなにいいリサイクルはありません。
  みんなみんな、やさしくなあれ。
  みんなみんな、幸せになあれ。


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