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15年度開催結果


2003年 作文の部<小学生部門>入賞作品
文部科学大臣賞

「ようこそ火星へ ぼくたちの火星かいぞう大作せん」
広島市立大塚小学校4年生  小林 翔吾
 
  2013年4月2日世界で初めて火星に人が住めるようにするために、しょうご、弟のたいがを乗せた宇宙船「宇宙のゆめ号」が打ち上げられた。
 宇宙のゆめ号は、火星へワープしていき地球がどんどん遠ざかっていく。およそ30分で火星に着りくした。
「えっ、もう着いたの。」
たいがが言った。
 そして、ぼくたちが火星におり立った。火星の土は、赤茶色でごつごつした岩ばかりだ。宇宙服の上からでもマイナス100度のつめたさが伝わってくる。とても生き物が住んでいる世界には思えない。
 ぼくたちは、火星に人類が住めるようにしなければならない。人が住むためには、まず水がいる。火山をばく発させれば、南極、北極、地下の氷がとけて、水がでてくる。そこでぼくたちは、ミミズマスターを取り出した。ミミズマスターは、地球では温せんをほりあてるために、どんなところでもにょろにょろとすぐに深いあなをあけてしまうへんてこな機かいだ。
「ゴゴー」
 一気に100kmの深いあなをあけてしまった。ぼくたちは、あなから火山をばく発させるためにダイナマイトを入れて、宇宙のゆめ号ですぐにまい上がった。
「ドッカーン」
 火星にある何百という火山が一度にばく発し、南極や北極や地下の氷がどんどんとけて海ができた。南極や北極の氷の上は、ドライアイスになっている。ドライアイスは二さん化たんそがこおりついてできている。だからそれがとけると二さん化たんそが出て火星の表面をおおい、温度が高くなった。
 次にばく発はんしょくミミズをそこらじゅうにまきちらした。ミミズは、土を食べていい土をうんちとして出す。ばく発はんしょくミミズは、1秒間に1こたまごをうむ。そして10秒間で大人になる。みるみるうちに大量のミミズとなって、火星の赤い土は、どんどん黒色の土になっていく。次の日に見てみると赤茶色だった土は、地球と同じ色になっていた。
「うわぁ、すごい!」
 二人が声を合わせて言った。
「よし、さんそを作るぞお。」
 光合せいを利用したさんそ発生そうちを取りだした。これは地球温だん化ぼう止のために、ぼくが長い間苦労して開発したものだ。火星の二さん化たんその一部を利用して、一気に、さんそを火星中にふきだした。
「ふう、やっと宇宙服をぬげる。」
 空はいつのまにか青くそめられて、太陽からのやさしい光がふりそそいでいた。
「ううん。まだ何かたりないなあ。」
「緑だよ。お兄ちゃん」
 たいがが答えた。
 そこで二人は、ふたたび宇宙のゆめ号にもどって二つの種を持ってきた。
「この種は、地球上のあらゆる木を一つにまとめたもの! そしてこっちは地球上のあらゆる草花を一つにまとめたものだよ。」
「よし、たいがが発明した植物せい長ざいをかけよう。」
 ぼくたちは、何日もかけて植物を育てた。
「もうすぐオリンポス山もきれいな森になるだろうね。」
「ようし、お母さんたちをよぼう。」
「ピリリリリ、ピリリリリ。」
 宇宙電話をかけた。
「お母さんたち、もう火星は大自ぜんにかこまれたゆたかな星になったよ。ここにおいでよ。」
 ぼくたちは、宇宙船のかっ走ろを作って待っていた。少しすると、自家用船のおもしろ号がやってきた。
「ようこそ!火星へ」
 お父さんはしんこきゅうをした。
「空気がうまい。これなら地球よりもひるねができそうだ。」
とうれしそうな顔をしていた。
 お母さんは目をキラキラさせて、
「とてもきれいな星ね。」
と言った。
 そこには青い海、青い空、緑いっぱいの火星があったのだ。
「今の地球はよごれてとても住みにくくなってしまったけど、こんどこそこの星を大切にしたい。」
 ぼくとたいがは、そうけっ心した。



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