「一般財団法人日本宇宙フォーラム」トップページへもどる 「宇宙の日」ホームページへ戻る
「宇宙の日」ホームページ

 

13年度開催結果


2001年 作文の部<小学生部門>入賞作品
(財)日本宇宙少年団理事長賞

「うちゅうへたんけんだ!」
大曲市立小友小学校3年  鎌田 龍政
 
「ようし、うちゅうへ出発だ。」

 ぼくはそういいながら家ぞくといっしょにスペースシャトルに乗りこんだ。中はせまくてやっと家ぞく七人が乗れるくらいだった。いよいよ出発。

「5・4・3・2・1・0」

 ドッカーン、ヒューという音とどう時にスペースシャトルがりりく。
 さいしょの目てき地の月にとう着。月にでこぼこがあって歩きにくかった。弟がころんでしまった。

「あれ、いたくない。」

 するととつぜん、体がちゅうにうき、ふわふわ。

「わあ、すごい、すごい。」

 次にだい二の目てき地、金星にとう着。金星は月よりもっと明るく、目をあけていられない。みんなサングラスをかけた。すると明るいせいなのか地上があつくなりはじめた。

「あち、あち。」

 みんなは、ダンスをするようにしてスペースシャトルに乗りこんだ。
 だい三の目てき地に上りく。そこは土星。地球よりすごく大きい星だ。リングみたいなわがあった。そして表面にはしまもようがあった。ぼくたちは、その土星のわをまるですべり台のようにすべって遊んだ。
 だい四の目てき地はめいおう星だ。しばらくすると、

「あれ、あの黒い物体は何だ。」
とお父さんが言った。まどからのぞいたぼくは、おどろいて、
「あっ、ブラックホールだ。」
とさけんだ。すると、いきなりスペースシャトルがぐるぐる回りながらすいこまれていった。もうだめだとぼくは思いながら気ぜつしてしまった。

 どのくらいの時間がたったのだろうか。ぼくは、流れる水の音で目がさめた。家族はみんなぶじだった。そこは、まるで地きゅうとそっくりの星だった。ぼくは、地きゅうにもどったのかと思った。しかし、何かがちがう。

 走っている車にはガソリンがない。がい灯やでんきもガスもない。でも、だからと言って暗いわけでもない。りょう理だってできる。なぜだろう。ぼくはふしぎに思った。

「この星のエネルギーげんはいったい何なのですか。」
と人間そっくりのうちゅう人に聞いてみた。すると、
「この星には石ゆやガソリンや電機などはありません。そんな物は、何千年前に使いはたしてしまいました。今は、目に見えない心のエネルギーを使っているのです。」
と話してくれた。

「えっ。心のエネルギーとは?」
とぼくは聞き返した。

「それは、あいです。家族や友だち、そしてこの星のすべてのものをたい切にする気持ちです。車は友じょうで動きます。電気は、ゆう気でおこします。りょう理は思いやりがエネルギーです。ゴミはせいぎの力でもやしてしまうのです。だからこの星は、あいがあるかぎりほろびることはないのです。」

 ぼくたちは、そのうちゅう人の力をかりてぶじに地きゅうにもどることができた。ぼくは地きゅうに帰ってからあのブラックホールの星のことをずっと考えていた。

 地きゅうのエネルギーを全ぶつかいはたしてしまったら、地きゅうはどうなるのだろう。たぶん、地きゅうはほろびてしまうだろう。ぼくは、電気をむだづかいしたり、水をだしっぱなしにしたりしてはいけないなと思った。みんなでエネルギーを大じにしながら、この地きゅうをまもっていきたいと思う。あのうちゅう人が教えてくれたあいを心に持ちつづけようと思う。


もどる