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12年度開催結果


2000年 作文の部<小学生部門>入賞作品
文部省宇宙科学研究所長賞

「にじの色の魚はつってはいけません」
稲川町立三梨小学校2年  加藤 友里愛
 
 きょう、おとうさんとロケットにのって、天の川へつりにでかけた。天の川には、まぼろしのにじ色の魚がいる。そのにじ色の魚をつると、ねがいごとがかなう。大きさは、こいのぼりぐらい。まずくてたべられない魚。でも、とてもきれいな魚。そのにじ色の魚は、まん月のよるにしかつれない。

 わたしは、大きなうなぎをえさにした。おとうさんは、かえるをえさにした。なんどもえさをかえたが、なかなかつれない。わたしが空を見上げると、まんまるい月では、うさぎがもちつきをしていた。
「おもちたべたいな。」
と思っていると、月のかけらがおちてきた。その月のかけらはキラキラと光っていた。
「おとうさんつれる。」
とわたしがきくと、
「きょうはつれないね。」
とおとうさんがいった。

 天の川は、さらさらという音がしてきれいだ。ちょっとあじみをすると、あまくてあめ玉のようだった。天の川のまわりには、たくさんの花がさいていた。ほしの形をしたきれいな花だった。
「おみやげにほしの花をもってかえろうね。」
とわたしがいった。

 その時、
『ぽちゃん。』
という大きな音がした。あわてて見ると、大きなまぼろしの魚がはねていた。きれいなきれいな魚だった。

 すると、その魚は、わたしのえさをパクリとたべた。
「やったー。」
とわたしは、さけんだ。力いっぱいさおをひっぱった。ぐいぐいとひっぱった。さおがおれるかと思った。それでも、ぐいぐいとひっぱった。
「やったー。つれた。」
とさけんだ。わたしは、すごくすごくうれしかった。

 つれたそのにじ色の魚をゆびでつっつくと、まっ黒になっちゃった。どうしてだろう。

 その魚は、ほしの形をしたなみだをながして、
「天の川にかえして。ぼくがいないとにじがでなくなるんだ。」
といった。わたしは、ほんとうかなと思ったけど、天の川にかえした。

 すると、にじが空をかこむようにでてきた。すごくすごくきれいだった。きっと、ありがとうっていってるんだ。やっぱりよるのにじは、きれいだ。

 だから、きょうからにじの魚は、つってはいけません。つったら、にじがでなくなるよ。それが、とっておきのきょうのうちゅうニュースです。


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