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11年度開催結果


1999年 作文の部<中学生部門>入賞作品
(一財)宇宙フォーラム理事長賞

「私の宇宙日誌 -宇宙での勤務-」
私立白陵中学校2年  菱井 彩乃
 
 二×××年、大人になった私は、今、宇宙で働いています。

 宇宙に滞在中は、主に、月面基地や宇宙ステーションを拠点としています。

 任務内容は、各プロジェクトごとに決められていて、地球からの指令で、その都度、それぞれのチームに配属されます。

 個人ごとの期間は約十日間で、あとの二十日間は地球や月に戻って、訓練や休暇になります。

 私は現在「地球修繕課」に所属しています。主な仕事は地球で発生した問題(環境問題)を解決していくことです。「惑星探査課」や「宇宙人発見課」、「衛星管理課」など、たくさんの課が他にもありますが、そういう仕事は私たちより、もっと若い人達がしています。

 それでは「地球修繕課」の各プロジェクトチームについて紹介します。


(1) Aチーム…オゾン層修理

 これは特別な装置に酸素を入れ、太陽光線に当て、オゾンを発生させます。そして地球から「○○地方にオゾンホールが出来た!」という指令がくると、地球に行って、その装置でオゾンを散布して、修理するのです。(今日は五時から南極へ三度目の修理を行ないに出かけます。)


(2)Bチーム…大気の浄化

 最近は地球でもCO2や硫黄酸化物、窒素酸化物など、大気汚染物質の減少に努力しているので以前のようなひどい温暖化や酸性雨はなくなりましたが、まだまだ上空からのサポートは必要です。方法は大きなフィルターのようなもので、汚い空気だけを吸いとり、さらにCO2とその他の汚染物質に分けます。CO2はドライアイスにして、Dチームにまわされ、利用されたり捨てられたりします。


(3)Cチーム…砂漠化防止

 これは、台風を利用します。赤道上空に発生した台風の所に特別なタンクをつんだスペースシャトルを送りこみ、バキュームで雨を吸い込ませます。雨は下へ降らずにタンクの中に貯えられてゆきます。(これで台風の規模を1|2~1|4に勢力を弱めてしまうので、台風の被害もさけることができます。)そして、そのまま干ばつ地帯上空まで飛んでゆき、雨を降らせます。ハリケーンやサイクロン、竜巻でもこの方法が利用できます。


(4)Dチーム…その他別チームのサポート

 ASCの主な任務の他に、他部所からいろんな協力要請がきます。機器を運搬する技術がこの課にはあるので、依頼がくるのです。

 通信衛星の修理の為の回収や、地震予防の活動や大規模な山火事の消火作業などです。

 山火事の消化にはBチームで回収したドライアイスを圧縮して持って行き、散布します。

 地震予防は地球上の海底プレートのゆがみを強力な磁力と他の天体のエネルギーを利用して修正する作業なのです。とても大がかりになるのでいくつもの部所から出動します。

 以上のように宇宙空間の究明の他にも、地球を大切に守る仕事も重要なのです。

 宇宙開発が進むにつれて地球がかけがえのない無二の天体であることがわかったからです。

 私は今日も地球の人々の安全と幸せを願って出動します。


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