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10年度開催結果


1998年 作文の部<小学生部門>入賞作品
科学技術庁長官賞

「スペースカップサッカー、しょう待けん」
秋田市立明徳小学校4年  池村 惇
 
 『ごしょう待けん――二千百年、六月十日、スペースカップサッカーを開さいいたします。場所は、月面クレーターサッカー場です。地球チームも、ぜひ、出場して下さい。』

 宇宙サッカー協会から、こんなしょう待けんが送られてきました。ぼくにとっては、一番のプレゼントです。

 ぼくは、地球チームのキャプテン。ポジションは、フォワードです。初めてのスペースカップ出場で、ちょっと、きんちょうしています。しかも、月面クレーターサッカー場でのし合は初めてなので、うまくプレーできるか心配です。

 さあ、月に着きました。月にはクレーターがたくさんあります。その数は、三万こくらいだそうです。小さいのは直けい数センチ、大きいのは三百キロ近くあります。月面クレーターサッカー場は、ちょうどいい大きさのクレーターでした。よーし、やる気が出てきたぞ。

 一回せんの相手は、木星チームです。うーん、みんなせが大きい。強そうです。午後二時、

「ピー。」

し合開始のふえがなりました。地球チームのキックオフです。おっと。けろうとしたら、バランスをくずしてこけてしまいました。あわててけり直したら、木星チームにあっという間にボールをとられてしまいました。

「ゴール!」

なんと、相手チームに一点とられてしまいました。月の重力は、地球の六分の一だから、体がふわふわして思う通りに動けません。ちょっとジャンプしただけでも、ものすごい、大ジャンプになってしまいます。ありゃりゃ。でも、やっているうちに、だんだんなれてきました。そして、ぼくのとくいなオーバーヘッドキックがやりやすいことに気がつきました。それっ。

「ゴール!」

やったあ。つづいて、ヘディングで、えいっ。

「ゴール!」

とうとう二対一で勝ちました。

 二回せんの金星チーム、三回せんの水星チームにも勝ちました。

 とうとう決勝せんです。相手は火星チーム。頭でっかちで、みんな小さいなあ。のろそう、と思ったら、とっても速いのでびっくりです。火星の重力は、地球の三分の一。ぼくたちより、なれてるな。それに、小さいのに大きな頭を利用して、ヘディングのい力がすごい。せっせんです。どちらもなかなか点が入りません。そして、後半四十四分、ぼくのオーバーヘッドキック!

「ゴール!」

とうとう決まりました。一点です。そして、すぐ、

「ピー。」

し合終りょうです。やったあ。ゆう勝です。

 『ゆう勝した地球チームへは、うしかいざのアルクトゥルスへの旅行がプレゼントされます。』

アナウンスを聞いて、ぼくは、うれしくて、たまりません。春の大曲線の中で、いつも一番きれいにかがやいていて、ぼくの大すきな星だったからです。

 スペースカップサッカー。本当に、宇宙のみんなといっしょに、月でサッカーができたら楽しいだろうな。


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