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9年度開催結果


1997年 作文の部<小学生部門>入賞作品
文部省宇宙科学研究所所長賞

「宇宙のどこかにいるアーサーへ」
柏市立高田小学校・4年  吉澤 雄太
 
 アーサー。元気ですか。
 ぼくは、吉澤 雄太。
 銀河系にある太陽系の太陽側から数えて三番目の惑星の地球人です。宇宙のどこかにいる君の名前をアーサーにしたよ。
 会えた時に本当の名前を教えてね。
 ぼくの住んでいる地球は、太陽系で今、生物がただ一つ、存在すると言われている惑星なの。きれいな青色をしているからアーサーも近くまで来られたら、きっと、すぐわかると思うよ。
 水と空気があって、緑も多い美しい星なんだ。実はまだ、ぼくも、写真でしか見たことがない。きっといつか自分の目で見てみたいんだ。
 ぼくは、生まれてから九年。九才です。地球の中の、日本という国の、小学四年生。
 男の子です。きっと、広い宇宙の中で、地球と似たような星があって、ぼくのような、アーサーが生きているんだね。アーサーは、夜、星を見て、ぼくと同じようなこと考えているのかなあ。アーサーは、どんな顔をしているの?。ぼくたち地球人に似ているのかなあ。
 ねえアーサー。地球でも宇宙をたんさくするロケットを今まで、何年間か、打ち上げているんだけど、ぼくも、大きくなったら、宇宙飛行士に、なりたいんだ。まず、自分の住んでいる、青い地球を、自分の目で、見てみたいんだ。
 ずっと前から、ぼくは、ブルーが大好きだったんだよ。偶然だけど、ブルーに輝く地球。
 ぜったいに宇宙を飛んでみたいよ。
 もちろんいつかアーサーにも、会ってみたいよ。
 だからね、アーサー。
 ぼくは、決めたんだよ。絶対、宇宙飛行士に、なりたいって。
 ぼくは、宇宙飛行士になる準備と勉強を始めたんだ。
 まず最近、エンデバー号で宇宙を飛んだ、若田光一さんに、手紙を書こうと思って、お母さんが、住所を調べてくれたら、若田さんの会社から、FAXも送られてきた。若田さんのいろいろなデータだよ。
 そしてこれからも、地球からは、宇宙へ、何回もロケットを打ち上げる予定なんだ。
 その予定表も見たよ。ぼくは、わくわくしているよ。
 いつかアーサーの住む星とも仲良くなれるかもしれないね。
 もしかしたら、アーサーの住む星も、ロケットを打ちあげて、ぼくたちのこと、調べているかもしれないんだね。
 今地球からは、マーズ、パスファインダーという、無人たんさきが火星にいっているんだよ。二○年後には、人間が、火星に降り立てるような計画もあるんだって。二○年後には、ぼくは、29才になる。アーサーもおとなになっているね。
 連絡がとれたら、火星で待ち合わせて会う、なんていうのもいいね。
 ぼくは、きっと宇宙飛行士になる。ぜったい君と会いたいよ、アーサー。
 だってさ、ぼくの大好きな若田さんだって、言っているんだよ。
 「目標をしっかり持って、努力すれば、きっと道は、開かれる。」ってね。ぼく、宇宙飛行士になれるまでがんばるよ。
 あ!そうだ。ちょっと言いわすれちゃったけど、ぼくは、五日前におじいちゃんに天体ぼう遠鏡を買ってもらった。
 せっかく、とどいたのに、夜、空がくもっていてなかなか星が見えない。
 でも、たくさんの星をながめて、いつもアーサーのことを思うよ。
 ぼくは、大きくなって、きっとアーサーのいる星をさがし出すよ。君もがんばって、ぼくの住む地球をさがしてね。
 また会えたら、ゆっくり自己紹介をするよ。
 もう一つ、言いわすれたけど、ぼくのことは、「ユウ」とよんでね。
 じゃあまたね。会える日を楽しみにしているね。

   「ユウ」より


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