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8年度開催結果


1996年 作文の部<小学生部門>入賞作品
科学技術庁長官賞

「ぼくの鉱物採集宇宙旅行」
名古屋市立笠東小学校3年  庄司 亮一
 
 今は、宇宙旅行も夢ではありません。将来、行きたい人はだれでも行けるようになるかもしれません。それは、有人宇宙飛行が次々と行われたり、宇宙ステーションの建設も始まりつつあるからです。今はまだ、宇宙に飛び立つためのきびしい訓練、たとえば、重力負荷テスト、宇宙酔いをしないための訓練、下半身負荷陰圧装置のテストを乗りこえなければなりませんが、そのうちにきっと自由に宇宙行きの乗り物に乗っていけるようになると思います。
 地球からぼくたちが星をみる時は、見たい星は、そのきせつを待たなくてはならなかったり、たとえば、土星はそのわのかたむきが何年も待たなくては変わりません。ぼくはちょうどよいかたむきも見てみたいし、目玉やきのような形も見てみたいです。何年もぼうえんきょうをのぞいて待つより、自分で出かけて目の前で見てみたいのです。
 ぼくが宇宙空間でのいどうが自由にできたら、一番してみたいことは、太陽系の惑星たんけんとそのえい星めぐりです。その時は一番遠い惑星冥王星、そしてそのえい星カロンから水星まで一個ずつ行きます。大気のある星は注意します。それは大気には有毒なものもあれば、地球人には害をあたえるものもあるからです。ぼくはイギリス生まれのホルストという人が作った「惑星」の曲がすきなので、その音楽を聞きながら旅行したいと思います。
 惑星旅行をする時は、ただ気楽に行くのではなく、惑星やそのえい星で一つの事を調べるのです。それは石を採集して回る事です。ぼくは、博物かんでいろいろな鉱物を見たことがあります。どれも美しくて、あんなにきれいな物が、この地球という星の中でできるのはすごいと思いました。そして自ぜんの力はすばらしいと思いました。又、同じ所でいん石も見ました。ぼくの宇宙の旅は石探しの旅です。そして、その石も特別なかざり物としてみるのではなく星の一部として見るのです。
 まず、冥王星やそのえい星は極寒の世界なので氷と雪のついた石が見つかるでしょう。
 次に土星、天王星、海王星は、ガス惑星なのでとれそうにありません。土星のわは、岩石ですが、非常に速いスピードで回っているのでとるのが大変そうですが、その岩石をなんとかとる装置をしかけます。ここまで来てもまだ採集した石は少ないですが、休けいします。土星はとくちょうのある形なので惑星の中で一番人気者です。えい星も十数個あるのでここで石拾いをしたら、あとはえい星に二日ずつ住んで、土星のわのかたむきを楽しみたいと思います。
 次は木星です。ここもガスでむりですが、十六個のえい星の内、イオの火山で石が降ってきたら大成功です。おととし、ぼくもわくわくしたシューメイカー・レヴィー第九すい星のしょうとつあともじっくりと見て行きたいと思います。
 次の小惑星ぐんは、直径が大きいのですが、かけらがうかんでいれば採集します。
 いよいよ火星です。火星にはほんの少し水と空気があったらしいので、地球ににた石があるかもしれません。火星では表面だけでなく、地中の石も採集します。ここには赤くてきれいな鉱物があると思います。えい星のフォボスとダイモスの石もわすれません。
 次に内惑星の金星と水星です。ここは炎熱の世界なのでむずかしいですが、金星は岩石が転がっている所があるそうだし、水星にはクレーターがあるらしいので、無人採集ロボットを使います。金星は熱いので、しまもようの石が見つかるかもしれません。
 最後は月です。人類が何度も目指した最も近い星です。月はあんなに美しい満月になるので、博物かんにあるものよりもっと美しい石もあるはずです。
 それぞれの惑星やえい星で集めた石を、けんび鏡で調べたりすると、その星の持つ力やすばらしさがもっとよくわかると思います。
 ぼくは夏休みに種子島でのロケットの打ち上げを見に行きます。宇宙が、また一歩近づいてきそうな気がします。あの遠い空のむこうにある広大な宇宙に美しい鉱物を持った星がうかんでいると思うと、本当にうれしくてぼくの心はもうロケットに乗って宇宙に発射しています。


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